2022.06.27
7月
今月の展望

【令和4年7月】六白金気 辛未 文月の展望

◆◆◆「7月の展望」◆◆◆
 7月7日~8月7日(文月 小暑~立秋の前日迄)
 二十四節気 「小暑」しょうしょ「大暑」たいしょ
 今月の干支 「辛未」かのと・ひつじ
 今月の九気 「六白金気」ろっぱく・きんき
 今月の二十八宿 「壁宿」へきしゅく、「北方玄武」ほっぽうげんぶ

190110_1.jpg

■「丁」ひのと・てい 陰の火 ——————
丁の字は、釘を形取ったものであり、そこから「安定する」という意味となっています。十干では、植物が成長し一定の大きさに達して(安定して)きた状態(小満も参照のこと)として、4番目に宛てられました。「ひのと」(火の弟)ともいいます。
■「未」ひつじ・み 陰の土 ————-
「未」は『漢書』律暦志によると「昧」(まい:「暗い」の意)で、植物が鬱蒼と茂って暗く覆うこととされ、『説文解字』によると「味」(み:「あじ」の意味)で、果実が熟して滋味が生じた状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の羊が割り当てられました。
■「壁宿」へきしゅく「北方玄武」ほっぽうげんぶ ————-
「壁宿」へきしゅくは和名「なまめぼし」です。距星(きょせい:基準点となる星のこと)はペガサス座γ星、ペガサス座γ星は秋の大四辺形の東端を指します。のとも呼ばれています。ギリシア神話では神が地上を覗く窓、四辺形の中にある星は神の目に喩えた。古代中国では西側が「室宿」東側が「壁宿」と呼び、大きな宮殿に見立てていた。日本では「なまめ星」のほか「枡形星」「四隅星」などと呼んでいる。
≪室宿の吉・凶≫ 今月は契約・開店・旅行・婚礼、結婚・新規事開始、新事業造作・葬送などに適した月です。また衣類仕立て・衣類裁断に用いると子孫繁栄に導かれます。反対に南方への進出は見合わせた方が得策な月です。

111007_19.jpg

■「六白金気」ろっぱく・きんき ————-
◆雑気◆乾(北西)・天・白・太陽・活動・多忙・健康・剛健・決断・膨張・大・円・信仰・施す・布施・賦与・後援・寄付・懐妊・充実・包容力・統率・投機・投資・相場・手形・規則・強硬・堅固・回転・循環・時計・地球儀など。
◆天象◆晴天・青空など。
◆場所◆城・神社・仏閣・教会堂・政府・官庁・警察・国会議事堂・防衛庁・運動場・競技場・野球場・交通機関・ビル・大きな建造物など。
◆事物◆金・銀・瑠璃・真珠・金剛石・鉱石・球・冠・円い物・兜・時計・帽子・機械・歯車・頭巾など。
◆人事◆天皇・聖人・高貴の人・首相・大臣・社長・主人・夫・父・目上・老人・祖先・団長・管長・僧侶・投資家・大人物・機械業・首脳など。
◆生理◆頭・骨・心臓・左肺・動脈・血圧作用・手足の大骨・など。
◆動物◆ライオン・犬・牛など。
◆飲食◆梨・栗・みかん・りんごなどの果実・牛肉など。

◆◆◆ 六白金気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、快晴。
○骨折・肺炎・心臓病・不妊症・肺結核などに注意。
○株、相場、閣僚、官僚、官庁、公務員、スポーツ、交通機関関係等の問題が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼官僚、閣僚、公務員の不祥事事件、投資、投機、賭け事等のトラブルや事件にも注意が必要です。
▼交通事故、スポーツに絡むトラブル事件などが懸念されます。
▼貿易、通信、インターネットのトラブル事件、航空機、空港でのトラブル事件が気になる月です。
▼風邪、花粉、インフルエンザ、新型コロナウィルス、そのほかウィルス性の病が流行る恐れがあります。
▼大風、台風、竜巻などの恐れがあります。
▼地震、火山の噴火、転落、落下、落石、崖崩れ、土砂崩れ等懸念されます。
▼交代ごとでのトラブル事件が懸念されます。
○新発見、発明、新思想などに関する明るい話題が期待できる。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た南東方位、北西方位及び北東方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居から見た南東方位及び北西方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

tembo_header.jpg

◆◆生活に「今月の展望」を取り入れた生き方◆◆
達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。

何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考察しましょう。アクシデントは国や企業、組織や家庭内でも起こります。改革、革命、事件、事故などの現象は大小を問わずいつでも生じています。天変地異の代表である地震や津波、台風なども自然界では淘汰の現象の一つといえます。

◆〈今月の展望)は、二十四節気や干支、九気からはじまります。月の干支は、お祝いなど冠婚葬祭に役に立ちます。社会でのトラブルは普段のちょっとした気配りなどで、避けることができます。干支を生かすことで、知らず知らず大きなトラブルを避けているのです。最後の〈まとめ〉には、これから起こりうる現象を載せてあります。避けるもよし、立ち向かうもよしです。起こりうる内容を認識して、これからの日常に役立てましょう。

人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。このように恩を忘れず感謝することから「幸せになるのだ」ということを常日頃から心掛けたいものです。

「時を得る者は昌え、時を失う者は亡ぶ」(時の運をうまく味方につけて追い風に乗る者は栄え、逆に追い風を見逃して向かい風に帆を揚げるようでは、苦難ばかりで、滅んでしまう。)タイミングがいいことを「時の氏神が味方をした」などと言います。時間というタイミングを得ると実力以上の成功や結果に恵まれるということです。 
[2022.06.26]

この記事をシェアする
   

関連記事

人気のタグ

  • その他人気タグ: