■1月21日「初大師」です。■
毎月21日は「大師の縁日」です。初大師は、その年の初めての縁日で、関東では「川崎大師」の「初大師」、関西では「東寺」の「初弘法」が有名です。この日大師参りと称して大師堂に参拝します。
「弘法大師」は中国から真言密教をもたらした真言宗の開祖の「空海:弘法大師」のことです。天台宗の開祖「最澄:伝教大師」と共に、日本仏教の大勢が、今日称される平城仏教(奈良仏教)から平安仏教へと転換していく流れの劈頭に位置しています。また、空海は能書家としても知られ、嵯峨天皇・橘逸勢と共に書家「三筆」のひとりに数えられます。
承和2年(835)3月21日、62才で入寂。高野山奥の院御廟で「空海は今も生き続けている」と信じられいます。故郷の四国において山岳修行時代に遍歴した霊跡は「四国八十八箇所」に代表されるような霊場として残り、「四国八十八箇所巡り」など霊場巡りは現代でも幅広く大衆の信仰を集めています。
川崎大師(平間寺=真言宗智山派の大本山)
◇神奈川県川崎市川崎区大師4-48
◇公式Web:http://www.kawasakidaishi.com/
東寺(教王護国寺=東寺真言宗総本山)
◇京都府京都市南区九条町1
◇公式Web:http://www.toji.or.jp/