■1月10日「初金毘羅」です。■
金毘羅の縁日は毎月10日に行われます。1月10日は「初金毘羅」といって特に信者の信仰が篤いものです。
「金毘羅:こんぴら」は、天竺霊鷲山(てんじくりょうじゅせん)の鬼神で、薬師十二神将の一つである宮毘羅(くびら)大将ともいわれます。
仏法の守護神「夜叉神王」の上首で、その像は武装し憤怒の姿ですが、魚神で蛇の形をし、尾に宝玉を蔵するといわれます。日本では、海上の守護神として祀られ、船人が最も崇敬する神となりました。
香川県琴平の「金刀比羅宮・ことひらぐう」は、「こんぴらさん」と呼ばれ親しまれています。全国金毘羅神社の総本社です。江戸時代後期には伊勢参りとともに金毘羅参りが盛んに行われました。
金刀比羅宮
◇香川県仲多度郡琴平町892番地1
◇JR土讃本線「琴平駅」徒歩20分
◇琴平電鉄琴電「琴平駅」徒歩15分
◇「高松空港」車50分
◇Web:http://www.konpira.or.jp/
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
※香川県の民謡「金毘羅船々」
「金毘羅船々 追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ まわれば四国は讃州(さんしゅう)那珂の郡(なかのごおり)象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現(だいごんげん)一度まわれば…」
「金毘羅 み山の青葉のかげからキララララ 金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ海山雲霧(うみやまくもきり) 晴れわたる一度まわれば…」
一度聞くと耳に残る節回しです。今だからこそ「金毘羅船々・・・」です。
筆者敬白