2022.01.02
1月
二十四節気

◆二十四節気◆令和4年(2022)1月5日 小寒(しょうかん)です。◆

◆二十四節気◆令和4年1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆

191229_20.jpg1月5日18時14分「小寒:しょうかんです。旧暦12月、丑(うし)の月の正節で、冬至後15日目。新暦1月5日か6日頃にあたります。天文学的には太陽が黄経285度の点を通過するときをいいます。

この日をもって「寒の入り」とし、寒中見舞いが出されます。この日から節分までを「寒・寒中・寒の内」といい、約30日間ほど厳しい寒さが続きます。
 
小寒とは寒さがまだ最大ではないといった意ですが、季節は本格的な冬です
。「小寒の氷、大寒に解」の例えのように、実際には小寒の頃のほうが、寒さが厳しいようです。

ちなみに諺の意味には「物事が必ずしも順序どおりにはいかない」という意が含まれています。

暦便覧では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説いています。この日をもって「寒の入り」とし、寒中見舞いが出されます。

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「寒中見舞い」は、暑中見舞いに比べると出す人は少ないようです。年賀状を出すのが遅くなってしまった場合や、喪中に年賀状が届いた人への返信に利用一般的です。

小寒から4日目を「寒四郎」、9日目を「寒九郎」と呼んでいます。
「寒四郎」は麦作の撰日(予想日)とされ、この日にの天候によって、収穫に影響があるとされてました。晴れだと豊作で、雨や雪だと凶作になるという事です。
また、寒九郎は
「寒九の雨」といって、この日に雨が降ればその年の豊作の兆しとして、農家では喜ばれました。

◆◆「七十二侯」 ◆◆
初候「芹乃栄」(せり すなわち さかう)
空気が冷え、澄みきるようになり、芹がよく生育する時節。
次候「水泉動」(すいせん うごく)
地中では凍った泉が動き始める時節。水泉=わき出る泉。
末候「雉始雊」(ち はじめて なく)
雄の雉(キジ)が鳴き始める時節。

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◆◆ 「1月の花」 ◆◆
◇「黄梅」おうばい◇木犀科 ソケイ(ジャスミン)属
学名:Jasminum(ジャスミン)は、アラビア語の「yasmin(マツリカ)」の名に由来。別名:迎春花

原産は中国。江戸時代初期に渡来。開花時期は1月10日から3月20日頃。鮮やかな黄色の花が咲き、昔から鉢植えや盆栽などに利用されています。枝は横に伸びて地上を這う性質で、花が咲く時には葉は出ていません。

黄色い花が梅に似ていることと、同時期に咲くことから「黄梅」という名がついていますが、本来「梅」とは関係なく、ジャスミンの仲間ですが、香りはありません。

150105_26.jpg中国では、旧正月(2月)に咲き出すことから「迎春花・げいしゅんか」と呼ばれ、吉兆の花、めでたい花とされます。
花言葉は「恩恵」「優美」「控えめな美」など。
 
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
年が明け令和4年の小寒の頃、例年だとこの冬で最も気温が低くなるはずですが、暮れからは暖冬のせいで暖かな正月迎えましたが、正月大寒波の影響で日本海側は大雪です。
暮れから正月を経て「小寒」の時期には、水仙など冬の花の開花期に重なって、道端の片隅に季節を感じられます。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

 

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