2022.01.08
1月
雑節・歴注・撰日

令和4年(2022)1月11日 初子(はつね)です。

■1月11日「初子」です。■

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「初子:はつね」とは、その年の初めての「子:ね」の日のことを指します。子(ね)はねずみに通じて大国天のお使いとされています。この日、大黒天を祀る社寺で行われる縁日のことを「初子祭:はつねさい」といい、初詣の人々で賑わいます。

「大黒天」は、天部と言われる仏教の守護神の一人で、軍神・戦闘神、富貴爵禄の神または厨房・食堂の神ともされます。
 190105_21.jpg「大黒」の「だいこく」が「大国」に通じるため、古くから神道の神である「大国主命」と混同され、習合して、破壊と豊穣の神として信仰されました。時代とともに豊穣の面が強く残り、「七福神の一柱」である大黒様として知られる食物・財福を司る神となりました。
大国主の神話では、スサノオの策略によって焼き殺されそうになった折り、鼠(ねずみ)が助けたということから、鼠が大黒天の使いであるとされます。

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天部=(てんぶ)は、特に密教における神々を意味する。ほとんどは、古代インドの神々が密教に取り入れられ、仏の守護神である護法善神となったもの。
代表するものに、梵天、帝釈天、持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)の四天王、弁才天(弁財天)、大黒天、吉祥天、韋駄天、摩利支天、歓喜天、金剛力士、鬼子母神(訶梨帝母)、十二神将、十二天、八部衆、二十八部衆、他がある。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
「子:ね」といえば大黒天です。大黒天は俵の上で「うちでの小づち」を持っていて、ネズミを従えているといったイメージです。七福神に数えられていて豊穣の神として知られています。古代では軍神・戦闘神、富貴爵禄だったとは驚きです。ともあれ、本年初めての「子」の日です。大黒様にお出かけましょう。

冬から立春の頃、体調を崩しやすい時期です。インフルエンザスの影響も広がっています。体調管理には気を付けてお体ご自愛専一の程
筆者敬白

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