2026.01.01
1月

令和8年(2026)1月8日 東京、鳥越神社(とりこえじんじゃ)「とんど焼き」です。

■1月8日 東京、鳥越神社「とんど焼き」です。■

東京都台東区鳥越(とりごえ)に鎮座する「鳥越神社(とりこえじんじゃ)」は、白雉2年(651)「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を祀って「白鳥神社(しらとりじんじゃ)」と称したのに始まると伝わります。「天児屋根命(あめのこやねのみこと)」「東照宮公(徳川家康)」を合祀します。

前九年の役(ぜんくねんのえき)のとき、「源頼義・義家(みなもとのよりよし・よしいえ)」親子が、この地を通った際、一羽の名も知らぬ鳥が川を越えるのを見て浅瀬を知り、軍勢はやすやすと大川(隅田川)を渡ることができたということから、「白鳥明神」のご加護と称え、「鳥越大明神」の社号を奉ったと伝わります。

江戸時代までには「第六天神(現・第六天榊神社)」「熱田大明神(現・熱田神社)」の2社も併せて祀られ、3社を総称して「鳥越三社明神」と呼ばれ、一帯の2万坪ばかりを社地とし、そのあたりは「鳥越の里」と呼ばれていたようです。しかし、元和6年(1620)、正保2年(1645)、幕府が全国の天領から運んだ年貢米などを貯蔵する米蔵「浅草御蔵(あさくさおくら)」の建設のため土地を没収され、第六天神と熱田大明神は移転し、鳥越大明神のみ残りました。

◆とんど焼き

「とんど焼き」とは、お焚き上げ神事のことです。地域によって「どんと焼き」「どんど焼き」「左義長(さぎちょう)」「どんどん焼き」「鬼火たき」「さいと焼き」など、さまざまな呼びかたがあります。

年の暮れからお正月を迎える準備を進め、門松を立て〆飾りや輪飾りなどで家中を清め、神棚を清めて正月をお待ちして、正月の種々の行事を七草粥のお祝いとともに滞りなくすませます。そして1月8日、家々ではお正月飾りを取り払う習わしになっています。

とんど焼きは、宮中においても平安の昔から行われていました。神さまに関する尊いものを焼くという意味で「トホド焼き」といわれていました。火を燃やす時「尊と、尊と(とうと、とうと)」とはやし立てていたのがなまって「どんど焼き」となったという説、あるいは、どんどん燃える様子から「どんど焼き」と呼ぶようになった説など、名前の由来はいくつかあります。

鳥越神社の「とんど焼き」では、七草明けの8日に、〆飾りや古いお札等を焚き上げ、正月にお迎えした「年神様」をお送りします。このお焚き上げの火や煙にあたると、一年間が無病息災で過ごせるといわれます。

「とんど焼き」は、15日の「小正月(こしょうがつ)」を中心に行なわれる地域も多いです。

鳥越神社
◇東京都台東区鳥越2-4-1
◇都営地下鉄「蔵前駅」徒歩6分
◇都営大江戸線「新御徒町駅」徒歩8分
◇JR「浅草橋駅」徒歩8分
◇鳥越神社 Facebook:https://www.facebook.com/torikoej
◆「とんど焼き」(台東区):https://www.city.taito.lg.jp/event/kanko/tondo-yaki.html

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

鳥越神社の「とんど焼き」は、正月のお飾りなどを外して炊き上げる神事です。1月中旬には各地で同じような祭礼が斎行され、とんど焼きを境に日常生活に戻る節目の神事です。
「小寒」が過ぎ、2月には「立春」で暦の上では春。
冬から春への季節の変わり目です。
皆様お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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