2024.01.22
1月

令和6年(2024)1月26日「天理教本部 春季大祭」です。

■1月26日「天理教本部 春季大祭」です。■

「天理教(てんりきょう)」は、日本で江戸時代末に成立した新宗教のひとつで、「天理王命(てんりおうのみこと)」を崇拝の対象とします。天理王命は「親神(おやがみ)」「親神様(おやがみさま)」とも呼ばれます。

教祖・中山みきは、40歳の時に親神天理王命が天降りて憑依し、中山みきが親神のやしろと定まり、その口を通して親神の意志が伝えられました。天理教はこの日を立教の元一日と定めています。

明治18年、教祖78歳の時、人類発祥の場所「ぢば」が示されました。これを「ぢば定め」と呼びます。天理教の教えでは、人間の命の発祥地の中心を「ぢば(地場)」と称し、教祖の「ぢばさだめ」という啓示でその場所を定めています。現在の天理教教会本部は、この「ぢば」を中心に建られ「おぢば」と呼ばれています。

人がこの地を訪れることは、故郷に帰ることであるということから「おぢばがえり」と呼んでいます。天理駅や天理市内の信者詰所等には「お帰りなさい」や「ようこそおかえり」などという看板が立てられています。

奈良県天理市は、天理教とともに発展した町で、市内には天理教本部をはじめとした宗教施設が多く立地します。日本最古の山の辺の道が通じ、石上神社、長岳寺、大和神社をはじめとする由緒ある名刹、古墳など数多くの歴史資産が点在する古代史の里です。

天理市内にある「天理教本部」は、神殿周辺を中心に教化教育、宿泊、広報関係、医療関係など、数多くの施設が設置され、信者だけでなく一般の人々に開放している施設もあります。毎月の祭典日や週末には、大勢の参拝者で賑わいます。

神道本局から神道直轄六等教会設立認可。「神道天理教会」として布教が公認されました。

春季大祭は、教祖が、子どもである人間を助けたいという親心から、定命を25年も縮めて身を隠したといわれる明治20年(1887)陰暦正月26日を偲んで行われます。この日をめざして人類の故郷「ぢば」に教祖を慕う多くの人々が集います。

天理教教会本部
◇奈良県天理市三島町1-1
◇「天理教」公式サイト:https://www.tenrikyo.or.jp

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