2024.01.04
1月

令和6年(2024)1月8日 東京・鳥越神社「とんど焼き」です。

■1月8日 東京・鳥越神社「とんど焼き」です。■

とんど焼き」とは、お焚き上げ神事のことです。地域によって「どんと焼き」「どんど焼き」「左義長(さぎちょう)」「どんどん焼き」「鬼火たき」「さいと焼き」など、さまざまな呼びかたがあります。

年の暮れからお正月を迎える準備を進め、門松を立て〆飾りや輪飾りなどで家中を清め、神棚を清めて正月をお待ちして、正月の種々の行事を七種粥のお祝いとともに滞りなくすませます。そして1月8日、家々ではお正月飾りを取り払う習わしになっています。

とんど焼きは、宮中においても平安の昔から行われていました。神さまに関する尊いものを焼くという意味で「トホド焼き」といわれていました。火を燃やす時「尊と、尊と(とうと、とうと)」とはやし立てていたのがなまって「どんど焼き」となったという説、あるいは、どんどん燃える様子から「どんど焼き」と呼ぶようになった説など、名前の由来はいくつかあります。

鳥越神社(とりこえじんじゃ)の「とんど焼き」では、七草明けの8日に、〆飾りや古いお札等を焼き、正月様をお送りするとともに一年の無病息災を祈ります。
15日の小正月(こしょうがつ)を中心に行なわれる地域も多いです。

鳥越神社
◇東京都台東区鳥越2-4-1
◇JR「浅草橋」徒歩8分
◇都営地下鉄「蔵前橋」徒歩5分
◇鳥越神社 Facebook:https://www.facebook.com/torikoej
◆台東区「とんど焼き」:https://www.city.taito.lg.jp/event/kanko/tondo-yaki.html

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

鳥越神社の「とんど焼き」は、正月のお飾りなどを外して炊き上げる神事です。1月中旬には各地で同じような祭礼が斎行され、どんと焼きを境に日常生活に戻るといった節目の神事です。
いまでは、正月2日には営業している量販店などもあり、正月気分もそう長くは感じられない時代です。

「小寒」が過ぎ、2月には「立春」で暦の上では春。冬から春への季節の変わり目です。お体ご自愛専一程
筆者敬白

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