■1月3日「初寅」です。■
「初寅(はつとら)」とは、その年の初めての「寅(とら)」の日のことです。初寅の日は、「初寅参り」といって、一年の福徳を祈願して毘沙門天(びしゃもんてん)に参拝します。
毘沙門天の守護方位は『北』=子(ね)の方位です。『子(ね)』が十二支の初め(第一番目)であることと、毘沙門天が財宝を施す神=「施財天(せざいてん)」ともいわれることに由来します。
この日、各地の「毘沙門天」を祀る社寺で縁日が行われます。「初寅祭(はつとらさい)」といって、初詣の人々で賑わいます。
総本山 鞍馬寺(くらまでら)
1月3日「初寅大祭」。毘沙門天から無量の大福を授かる鞍馬山に毘沙門天が出現したのが寅の月(正月)、寅の日、寅の刻であったと伝わります。
◇京都市左京区鞍馬本町1074番地
◇公式サイト:https://www.kuramadera.or.jp
信貴山 朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ)
1月3日「初寅大法要」。信貴山は毘沙門天王が日本で最初に出現したといわれる霊地で、毘沙門天王信仰の総本山です。
◇奈良県生駒郡平群町信貴山
◇公式サイト:https://www.sigisan.or.jp
護法山安国院 出雲寺〈毘沙門堂〉
1月2~4日「初寅会」。初寅の日に開催される縁日。天台宗京都五箇室門跡のひとつ。
◇京都市山科区安朱稲荷山町18番地
◇公式サイト:https://www.bishamon.or.jp