2021.12.12
12月

令和3年(2021)12月15日 東京 世田谷ぼろ市 です。

■12月15日「東京世田谷ぼろ市」です。■

201202_25.jpg東急多摩川線「世田谷駅」から元の代官屋敷にかけての道路とその横丁などにおいて開かれる「ぼろ市」は天正6年(1578)小田原城主北条氏政がこの地に楽市を開いたのが始まりです。
 
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寛永10年(1633)世田谷領二十ヶ村は、彦根藩・伊井家の所領となりました。
世田谷領代官に大場盛長が任命され、以来明治維新まで大場氏が代官職を世襲。大場氏は領民が正月を越せるようにと、物々交換の市を立て、不用の物を売って年越し資金を捻出すると言う目的で開かれていました。


181206_11.jpg市に並べられた物は、古布・古下駄・古道具などでしたが、明治中期からは農民向きの市に変わり、その後に植木市となって、現在では骨董品、日用雑貨、古本や中古ゲームソフト、中古CDを売る露店も。

ボロ市は午前9時の花火の音を合図に始まります。代官屋敷のある「ボロ市通り」を中心に、約750店の露店が並びます。ボロ市名物「代官餅」は、あんこ・きなこ・からみの3種類。その場で蒸してついた餅には行列が続き、毎年多くの人々で賑います。

※楽市・楽座(らくいち・らくざ): 戦国時代から近世初期において、織田信長、豊臣秀吉の織豊政権や各地の戦国大名が城下町などの支配地の市場で、城下町を繁栄させる為にとった商業政策のこと。それまでの座商人の特権廃止や市場税の廃止、また、座そのものの廃止によって新興商人の自由営業を許したもので、「楽」とは規制が緩和されて自由な状態となったの意。

開催地
◇東京都世田谷区「ボロ市通り」と世田谷通りの一部。
◇東急世田谷線「上町」「世田谷駅」すぐ
◇世田谷区HP:

開催日時 ※雨天実行
181206_12.jpg◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
ぼろ市は12月1月の2回開催されます。世田谷区HPのコメントです。
430年以上にわたる歴史のある、伝統の市で、東京都指定無形民俗文化財に指定されています。
骨董類、古着、植木から玩具、日用雑貨、食料品など、多種多様な商品が販売されます。
露店数750店舗、来場者数 数十万人という、活気のある”市”の雰囲気をぜひ味わってください。

筆者敬白

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