2023.12.20
12月
記念日・~の日・~週間

令和5年(2023)12月24日「クリスマス・イヴ」 12月25日「クリスマス」です。

■12月24日「クリスマス・イヴ」 12月25日「クリスマス」です。■

クリスマス・イヴ(Christmas Eve)」の「イヴ(Eve)」は Evening(夜、晩)の略です。クリスマスの前夜を指しています。

ところが、ユダヤ暦などの教会暦では、日没をもって日付の変り目でした。すなわちクリスマス・イヴの日没からクリスマスということになるので、「クリスマス・イヴは、すでにクリスマス」なのに「イヴ」を誤って「前日」と訳し、あげく12月23日を「クリスマス・イヴイヴ」などと呼ぶのは本来は誤用といえます。

カトリックでは、夜半・早朝・日中の3回のミサを行います。日本では、夜半ミサを24日の夜に行うことがあります。プロテスタントでは25日にミサを行います。

近年のクリスマス・イヴ、クリスマスは商業主義に偏っていると、第265代ローマ教皇ベネディクト16世が生前、懸念を示していました。クリスマスは内面的な喜びを感じる日だとのことです。

■12月25日「クリスマス」です。■

「クリスマス(Christmas、Xmas)」とは、イエス・キリストの降誕祭のことです。または聖誕祭

「Christmas」の語源は「Christ+mass」=キリストのミサのことで、「X」はギリジャ文字の「X=カイ」のことで、エックスではありません。

イエス・キリストは、今から約2千年前、ベツレヘムの馬小屋の中で誕生したといわれていますが、正確な誕生日は不明。太陽の新生を祝う「冬至祭」と結び付いたものともいわれています。

ロシア正教会などの正教会とコプト正教会では、1月7日(ユリウス暦の12月25日にあたる)に降誕祭を祝いますが、日本ハリストス正教会やブルガリア正教会などでは、グレゴリウス暦の12月25日に祝います。

正教会では、降誕祭と神現祭(降誕祭の12日後、主の洗礼を記念する日)とは奉神礼(ほうしんれい)として一連のものとし、それらの間にはキリストの幼児期に関する祭日が設けられています。降誕祭の祭前期には、「聖列祖の主日」で原祖アダム以来のキリストの肉に縁る先祖を祀り、聖世祖の主日では神の祖父母イオアキムと、アンナら歴代の義者を祀ります。

クリスマスの習慣は、もともと「太陽神崇拝」など、キリスト教以前の宗教に由来しています。サンタクロース(Santa Claus、Father Christmas)は、キリスト教の聖師父である奇蹟者「聖ニコラオ」(ミラのニコラウス)の伝説が起源です。

日本でクリスマスを祝うようになったのは明治以降。クリスマス用品が輸入されたのは明治10年代で、クリスマス・カードは明治20年代でした。大正時代になると、児童向け雑誌や少女雑誌の12月号には、クリスマスにまつわる話や挿絵が多く導入されました。

昭和初期の頃は、銀座・渋谷道玄坂・浅草などの多くのカフェや喫茶店では、クリスマス料理を用意し、店員は仮装をして客を迎えました。

現在の日本では、クリスマスは年中行事として定着し、キリスト教徒は勿論、そうでない一般家庭でも、この日に贈り物をしたりパーティーを開いたり、クリスマス・ケーキを食べたりして祝っています。

クリスマス・ツリー(ホリデーツリー)が飾られ、クリスマス・セールが行われ、クリスマス・ソングが流れて、クリスマス・ケーキが売られます。街中では街路樹に豆電球が飾り付けられ、煌びやかなイルミネーションが人びとを楽しませます。クリスマスの挨拶に、クリスマスにちなんだ絵はがきやカードを送る習慣もあります。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

近年のイルミネーションはLEDの普及で、きらびやかな飾り付けを目にします。この時期どこのイルミネーションがきらびやかかが話題になり冬の楽しみなってきました。
風邪やコロナ、インフルエンザが流行していて蔓延していると警報が発せられています。季節の変わり目です。時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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