2021.12.27
12月

令和3年(2021)12月31日 出羽三山 松例祭(しょうれいさい)です。

■12月31日「出羽三山 松例祭」です。■

「出羽三山:でわさんざん」とは、出羽国(でわのくに「羽黒山:はぐろさん」・「月山:がっさん」・「湯殿山:ゆどのさん」3つの山の総称正式には、出羽と書いて「いでは」と読みます。
 今から4千年前、都から第32代「崇峻天皇:すしゅんてんのう」皇子「蜂子皇子:はちこのみこ」は、三本足の霊鳥に導かれて出羽山に入り、難行苦行の末に羽黒権現の御示現を拝し、羽黒山頂に羽黒山寂光寺を建立。次いで、月山、湯殿山を開き、両神を羽黒山に勧進し、羽黒三所大権現と称しました。

「出羽三山神社:でわさんやまじんじゃ」は、月山頂上に「月山神社」、羽黒山頂に「出羽神社:いでわじんじゃ」、湯殿山の中腹に「湯殿山神社」が鎮座され、これを合わせて出羽三山神社と呼んでいます。
 出羽三山神社の祭神は、月読命・伊氏波神・稲倉魂命・大己貴命・少彦名命・大山祇命。摂社:五十猛神社・大年神社・厳島神社・蜂子神社・天有社。
他、広大な境内には百一末社と呼ばれる神々の社に八百万の神々が祀られています。
 加賀白山を開いた「泰澄大師」や、修験道の祖と云われる「役の行者」、また真言宗開祖「弘法大師」、天台宗開祖「伝教大師」とその弟子「慈覚大師」なども来山して修行したと伝わります。
そうして皇子の修行の道は、後に羽黒派古修験道として発展し、「出羽三山信仰」の根本になっています。
太古より今なお神々の息吹に深く包まれる三山は、山岳信仰・修験の霊場として名高く、人々の篤い信仰を集めます。
「松例祭」は、二つの大松明を引き出して燃やす神事で別名、歳夜祭とも。2人の松聖が百日間の勤行の後、12月31日結願。
神社本殿や庭上で行われます。新年の豊作豊漁、除災招福を祈願するもので、新年には火の打替え神事が行なわれます。新しい火を迎えて祭りは終了します。
 出羽三山神社
◇山形県東田川郡羽黒町大字手向字手向7
◇JR羽越本線「鶴岡駅」バス
◇山形道「庄内あさひIC」40分
◇公式HP
http://www.dewasanzan.jp/
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