2026.07.31
8月
二十四節気

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

8月7日20時43分「立秋」です。旧暦7月、申(さる)の月の正節で、天文学的には太陽が黄経135度の点を通過するときをいいます。

この日から暦の上では「秋」になりますが、まだまだ残暑は厳しく、平均気温はピークに達します。一年のうち最も暑い時期といえます。

そよりともせいで秋たつことかいの ―― 上島鬼貫

気象庁によると、近年、「真夏日」「猛暑日」「熱帯夜」〔※〕の日数は増加し、反対に、「冬日」〔※〕の日数は減少する傾向が続いています。「地球温暖化」による気温が底上げが「フェーン現象」や「ヒートアイランド現象」〔※〕に影響した結果、極端な高温や集中豪雨を引き起こしていると考えられています。

◆真夏日、猛暑日、熱帯夜:
・最高気温が摂氏25℃以上の日 ……「夏日」
・最高気温が30℃以上の日 ……「真夏日」
・最高気温が35℃以上の日 ……「猛暑日」
・夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜 ……「熱帯夜」

◆冬日:
・最低気温が0℃未満の日 ……「冬日」
・最高気温が0℃未満の日 ……「真冬日」

◆フェーン現象:湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で吹く乾燥した高温の風のことを「フェーン」といい、そのために付近の気温が上昇することを「フェーン現象」と呼ぶ。湿潤な空気が山を吹き上がるとき、湿潤な空気に含まれる水蒸気を雨として降らせながら100mにつき0.5℃の割合で気温が下がり、逆に山を吹き下りるときは、乾燥した空気が100mにつき1℃上昇しながら吹き下りるために起こる。

◆ヒートアイランド現象:都市の気温が周囲よりも高くなる現象のこと。アスファルトやコンクリートなどの舗装で覆われることにより地面が熱を蓄えやすく、気温が下がりにくいうえ、都市部の産業・社会活動にともなう排熱が気温をさらに上昇させる。

それでも空を見上げると、秋の「巻雲(けんうん)」が、心なしか高いところに見え始め、雲の色や形、風のそよぎに「秋の気配」が感じられるようになります。「暦便覧」には「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」とあります。

夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く ―― 正岡子規
木の間より漏りくる月の影見れば心尽くしの秋は来にけり ―― よみ人しらず『古今和歌集』

「立秋」「秋立つ」「秋来る」などとともに、代表的な秋の季語になっています。

秋は「移動性高気圧」に覆われる日が多く、日中晴れて風の強い夜には、山間部など内陸で「放射冷却現象」による「霧(きり)」が発生します。気温が下がると空気中の水蒸気が結露し始め、それが霧になります。霧は秋の季節の風物詩といえます。

公園や林で「ヒグラシ」が鳴き始めるのは、この頃です。ヒグラシは早朝と夕方に鳴きますが、薄暗い日中に鳴くこともあります。「カナカナ」と鳴くことから、「カナカナ」とも呼ばれます。

この日より夏の便りの「暑中見舞い」から「残暑見舞い」になります。

◆◆「七十二侯」◆◆

◆初候「涼風至(すずかぜいたる)」
◇涼しい風が立ち始める。
◆次候「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」
◇ひぐらしが鳴き始める時節。「寒蝉(かんせん、かんぜん)」は、ヒグラシ、または、秋に鳴く虫のこと。
◆末候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」
◇深い霧がまとわりつくように立ち込める。「蒙霧」=もうもうと立ち込める霧。

◆◆「8月の花」◆◆

「向日葵」ひまわり、Sunflower キク科ヒマワリ属。学名「Helianthus(ヘリアンサス)」ギリシャ語の「helios(太陽)+anthos(花)」が語源。「太陽の花」の意。

原産地は北アメリカ。紀元前からインディアンの食用作物として使われていました。日本には、17世紀に伝来。開花時期7月10日~9月10頃。別名は、「日輪草(にちりんそう)」「日車(ひぐるま)」など。

花の形は太陽を思わせ、太陽の動きにつれて回ることから「日まわり」と呼ばれます。花首は、夕方には西を向いていますが、夜には向きを戻し、夜明け前には再び東を向きます。ただし、太陽を追いかけるのは、花首の柔らかい頃だけ。花が完全に咲いてからは、東の方向を向いたままほとんど動かなくなります。

ひとつの大きな花のように見えますが、「頭状花序(とうじょうかじょ)」といって、多数の花が集まってひとつの花の形を作っています。これは「キク科の植物」に見られる特徴です。

種は長楕円形。種皮色は油料用品種が黒色で、食用や観賞用品種には長軸方向に黒と白の縞模様があります。種は絞って「ヒマワリ油」として利用されます。ヒマワリ油には「不飽和脂肪酸」が多く含まれます。種子を煎って食用とすることも。ペットの餌としても利用されます。

近年、ディーゼルエンジン用燃料(バイオディーゼル)として利用する研究も進められています。乾燥した種子を用いる生薬名は「向日葵子(ひゅうがあおいし、こうじつきし)」

花言葉は「私はあなただけを見つめる」「あなたは素晴らしい」など。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

近年、梅雨が明けてもカラッとした暑さにはなかなかならず、蒸し暑い日が続く猛暑の夏です。局地的な豪雨も頻発して、各地で被害が出ています。夏休みの水の事故にもご注意ください。
夏バテで体調を崩しやすい季節です。
皆さま、体が資本です。お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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