■8月1日 身代り不動尊「土用大護摩供」です。■

厄除や交通安全祈願で知られる神奈川県川崎市の「身代り不動尊」は、正式名称を「大明王院(だいみょうおういん)」といい、「真言宗醍醐寺派」の別格本山として「大日大聖身代り不動明王」を祀ります。

元禄年間(1688-1704)、武蔵国の荏原郡(えばらぐん)に悪疫が流行した際、諸国を行脚していた「祐天(ゆうてん)」が自ら護持していた不動尊像を人びとに与えて信心をすすめました。人びとがこれを信仰すると不思議に悪疫は鎮まりました。この効験に感謝して堂宇を建て不動尊像を祀るようになったのが、「身代り不動尊」大明王院の始まりと伝わります。
「祐天」は、将軍から庶民にいたるまで「生仏(いきぼとけ)」として尊敬された高僧です。浄土宗大本山「増上寺(ぞうじょうじ)」36世法主。念仏の力で除霊することができたといわれ、多くの霊験が残されています。
その後、当初は神社だった不動尊は、明治維新の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)にあって一時民家に移されましたが、明治37年(1904)真言宗の僧「喜衆」が開山、開眼法要をし、現在の場所に移しました。
「身代り不動尊」大明王院は檀家を持ちませんが、ひろく一般の参拝客が絶えません。他宗派や無宗教のひとも気軽に参拝、護摩参加ができるとのこと。川崎に本山、熱海・横浜・東京に別院があります。熱海別院では、とくに海上安全や水難除といった海の安全祈願を行ないます。
◆土用大護摩供(どようおおごまく)
身代り不動尊では8月1日に「土用大護摩供」を行ないます。「土用」は季節の変わり目で体調を崩しがちです。土用大護摩供は暑い夏を健康的に過ごせるよう本山、各別院で行なわれ、胃病封、がん封、六三除け、病難消除、習慣病除、火難除けなどを祈願します。
身代り不動尊(大明王院)
◇公式サイト:https://migawarifudouson.or.jp
川崎本山
◇神奈川県川崎市高津区下作延4-26-1
◇東急田園都市線「梶が谷駅」徒歩10分
◇JR南武線「津田山駅」徒歩15分
熱海別院
◇静岡県熱海市伊豆山837
◇JR「熱海駅」よりバス「伊豆山行」「湯河原駅行」
横浜別院
◇神奈川県横浜市旭区上川井町800
◇東急田園都市線「青葉台駅」JR横浜線「十日市場駅」よりバス
◇相鉄線「三ツ境駅」よりバス
東京別院
◇東京都杉並区下高井戸5-12-1
◇京王線「上北沢駅」「八幡山駅」より徒歩15分
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
暑い最中の護摩供です。お不動さまの熱い炎で護摩木とともに災厄煩悩を焼き払ってもらい、つつがなく夏を過ごせるよう祈りましょう。
筆者敬白







