2024.08.03
8月

令和6年(2024)8月10日「館山、安房神社(あわじんじゃ)例大祭」です。

■8月10日「館山、安房神社(あわじんじゃ)例大祭」です。■

安房国一之宮「安房神社(あわじんじゃ)」は、「天太玉命(あめのふとだまのみこと)」を主祭神とする式内社(名神大)で、旧社格は官幣大社。「大神宮」と通称されます。

安房国「忌部氏(いんべ=神事に奉仕する氏族)」が開拓した土地で、天太玉命はその祖神。相殿に「天乃比理刀咩命(あめのひりとめのみこと=天太玉命の妃神)」忌部五部神として「櫛明玉命(くしあかるたまのみこと=出雲忌部の祖)」「天日鷲命(あめのひわしのみこと=阿波忌部の祖)」「手置帆負命(たおきほおいのみこと=讃岐忌部の祖)」「彦狭知命(ひこさしりのみこと=紀伊忌部の祖)」「天目一箇命(あめのまひとつのみこと=筑紫忌部・伊勢忌部の祖)」を祀ります。

摂社に「天富命(あめのとみのみこと=天太玉命の孫神)」「天忍日命(あめのおしひのみこと=天太玉命の兄弟神)」を、末社「厳島社」に「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」、「琴平社」には「大物主神(おおものぬしのかみ)」を祀ります。

 

アメノフトダマノミコト

神武天皇元年(皇紀元年)神武天皇の命を受けた天富命(あめのとみのみこと)が、農作物が良く出来る土地を求めて四国の阿波国に上陸。麻や穀(カジ=紙などの原料)を植えて開拓しました。
のちに、さらに肥沃な土地を求めて、阿波国に住む忌部氏の一部を率いて海路黒潮に乗り、房総半島南端「布良(めら)」に上陸。その周辺を「安房郡」と名付けて「天太玉命(あめのふとだまのみこと)」を祀る社を創建したと伝わります。

 

毎年8月10日に行なわれる「例大祭」は、一年の祭礼のなかで最も重要で盛大な神事です。神社本庁からの幣帛(へいはく)をお供えし、国家の安泰、皇室の弥栄、国民の安寧を祈願します。

前日の8月9日には子ども神輿が、10日には「安房神社神輿」が出御し、2日間にわたって賑わいます。

安房神社
◇千葉県館山市大神宮589番地
◇JR「館山駅」バス20分「安房神社前」下車
◇公式サイト:http://www.awajinjya.org

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

安房神社は東京から見ると南方方位のパワースポットです。折しも本社殿後ろには霊泉も噴出していて、ご祈祷を済ませてからお水で祐気を採ると、「気」の高さを感じ、自然と呼吸が深くなります。
まだまだ残暑厳しい時節です。
お出かけの際には暑さ対策を忘れずにお出かけください。
筆者敬白

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