2023.08.23
8月

令和5年(2023)8月26~27日 愛知、西尾市「三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」です。

■8月26~27日 愛知、西尾市「三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」です。■

三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」は、愛知県西尾市一色町にある「諏訪神社」の例祭で、例年8月26、27日に行なわれます。

諏訪神社の主祭神は「建御名方命(たけみなかたのみこと)」で、開拓の神、耕作・雨乞い・狩猟の神といわれています。

第106代・正親天皇の世、永録年間当時、鎮守の神を持たなかった一色の地に守り神を招こうと村人達が考えていたところ、日本六十六ヵ所の霊場に「法華経」を納め歩いていた行者がやってきて、信濃の「諏訪大明神」の御分霊を請け、祠を建てて祀ったのが始まりと伝わります。

発祥は100年ほど神事として篝火(かがりび)を焚くことが続き、寛文年間(1661~1672)に提灯を献灯する祭りに発展したようです。江戸中期には、経済的な余裕も生まれ、提灯の上部に覆いが付けられたりと華美なものになっていき、次々に大きさを競うようになり現在の姿へと変わっていきました。

大きくなる過程で、柱が2本から3本になり、提灯の骨の材質が竹から桧に変わりました。しかし、現在も諏訪組の提灯だけは伝統を守り竹の骨でできています。

大提灯は長い間に張替えなど、幾度となく手を入れられて現在に伝わっています。近年では平成6年から平成16年にかけて約130年ぶりに全ての提灯を修復し、平成13年の例祭から鮮やかな提灯の献灯がみられます。

古式豊かな絵模様が浮かぶ、最長約10m、直径約5mの大提灯12張が境内を照らします。県の有形民俗資料文化財指定。また、26日早朝の勇壮な献燈準備も見ものです。

諏訪神社
◇愛知県西尾市一色町一色宮添129
◇名鉄「西尾駅」より名鉄東部交通バス「一色大宝橋」下車徒歩5分
◇名鉄「碧南駅」「吉良吉田駅」より、ふれんどバス「大宝橋」下車徒歩5分
◇公式サイト:http://www.katch.ne.jp/~suwa-jinja/

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