■8月1日 諏訪大社「お舟祭」です。■
「お舟祭(おふねまつり)」は諏訪大社下社の例大祭です。諏訪大社下社は春宮と秋宮という2つのお社があり、神様の御霊代が季節ごとに移られていきます。冬と夏、年に2回この遷座がありますが、特に遷座祭として賑わうのが春宮から秋宮へと御霊代が移る、夏の「お舟祭」です。
「お舟」は、「山車や山鉾」などと同じ「祭りの出し物」です。”現状”では、遷座祭より、いわば余興であるお舟の曳行が「お舟祭」として知られています。
諏訪大社の御鎮座の年代、起源は諸説ありますが、我国最古の神社のひとつに数えられます。延喜式神名帳には南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)と記され、信濃国四十八座の第一にあり、古くは信濃國一之宮として信仰されていました。
諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖の周辺に4箇所の境内地をもつ神社です。
信濃國一之宮。神位は正一位。全国各地にある諏訪神社総本社であり、 国内にある最も古い神社の一つとされております。
諏訪大社の歴史は大変古く古事記の中では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪までやってきて、そこに国を築いたとあり、また日本書紀には持統天皇が勅使を派遣したと書かれています。
諏訪大社の特徴は、諏訪大社には本殿と呼ばれる建物がありません。代りに秋宮は一位の木を春宮は杉の木を御神木とし、上社は御山を御神体として拝しております。
古代の神社には社殿がなかったとも言われています。つまり、諏訪大社はその古くからの姿を残しております。
諏訪明神は古くは風・水の守護神で五穀豊穣を祈る神。また武勇の神として広く信仰され、現在は生命の根源・生活の源を守る神として御神徳は広大無辺で、多くの方が参拝に訪れます。
(「諏訪大社」公式サイトより)
諏訪大社(すわたいしゃ)は、長野県の諏訪湖の周辺に4ヶ所の境内地をもつ神社です。下社の春宮と秋宮では半年毎に春宮と秋宮の遷座祭が執行され、秋宮では一位の木を御神木として拝しています。
拝殿奥の神明造りの建物は宝殿で、新しい方を神殿、古い方を権殿と呼び、寅年と申年毎に左右の遷座祭を行います。宝殿の奥が御神座とも相殿とも言われ、御神木をお祀りする下社の最も重要な場所とされています。
お舟の曳行は、10年に1回まわってくる輪番の「御頭郷」が担当します。
◇諏訪大社
◇公式サイト:https://suwataisha.or.jp
上社本宮 長野県諏訪市中洲宮山1
上社前宮 長野県茅野市宮川2030
下社春宮 長野県諏訪郡下諏訪町193
下社秋宮 長野県諏訪郡下諏訪町5828
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
諏訪市や隣の諏訪町の伝統的な祭礼で、観光協会の案内などでは駐車場が少ないようです。お出かけの際には電車バスを利用しましょう。
暑い中の祭礼です。十分に水分補給してお出かけください。
皆さま、お体ご自愛専一の程
筆者敬白