2022.07.28
8月
今月の展望

【令和4年8月】五黄土気月、戊申 葉月の展望

◆◆◆「8月の展望」◆◆◆
 8月7日~9月7日(葉月 立秋~白露の前日迄)
 二十四節気 「立秋」りっしゅう「処暑」しょしょ
 今月の干支 「戊申」つちのえ・さる
 今月の九気 「五黄土気」ごおう・どき
 今月の二十八宿 「奎宿」けいしゅく、「西方白虎」せいほうびゃっこ

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■「戊」つちのえ・ぼ 陽の土 ——————
戊の字は「茂」に通じ、植物の成長が絶頂期にあるという意味で、十干の5番目に宛てられました。「つちのえ」(土の兄)ともいいます。
■「申」さる・しん 陰の土 ————-
「申」は「呻」(しん:「うめく」の意味)で、果実が成熟して固まって行く状態を表しているとされています。後に、覚え易くするために動物の猿が割り当てられました。
■「奎宿」けいしゅく「西方白虎」せいほうびゃっこ ————-
「奎宿」けいしゅくは、和名では「とかきぼし:斗掻き星」です。距星(きょせい:基準点となる星のこと)は、アンドロメダ座ζ(ジータ)星で、中国では「白虎の足」を意味します。
奎宿の吉・凶≫ 棟上げ、井戸掘り、婚礼・旅立ち、文芸開始・樹木植替・神仏祈願・祭事・会合には適した月です。反対に、新規の事、訴訟・交渉には適しません。但し、奎宿の新規開店には吉と凶の両方の作用があります。慎重にしましょう。

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■「五黄土気」ごおう・どき ————-
◆雑気◆中宮、無、黄、暴欲、腐敗、消滅、死病、絶望、激変、破損、破産、失業、倒産、葬式、廃物、反逆、殺意、殺害、残忍、強奪、醜聞、脅迫、暴行など。
◆天象◆大荒れの天候など。
◆場所◆ゴミ焼却場、焼跡、戦場跡、火葬場、墓場、死刑場、汚い所、屠殺場、不毛の地など。
◆事物◆壊れた物、腐った物、荒廃した家屋、無住の寺院、屁物、役に立たない物など。
◆人事◆暴力団、強盗、窃盗犯、殺人犯、死刑囚、自殺者、惨死者、失敗者、高利貸など。
◆生理◆便秘、下痢、流産、流行病、エイズ、エボラ出血熱、原因不明の病など。
五黄方位を犯すと病を発生して高熱を発生します。五黄の毒は体内に潜伏し、作用する時は外部に腫物、汚点となって発現し、内部においては凝りを生じ、或いは新陳代謝を妨げます。腐敗消滅させるのもこの気の作用。「有から無に」その変化作用は激しく、すべてに影響を与えます。
◆飲食◆腐敗したもの腐敗したもの、黴たもの、悪臭を放つものなど。
◆植物◆ゴキブリ、ハエ、蚊、カマキリ、毛虫、毒虫一切。
◆植物◆毒草類一切。


◆◆◆ 五黄土気中宮月まとめ ◆◆◆
○天候は、荒天。伝染病・エイズ・エボラ出血熱・流行病・中毒などに注意。
○天変地異、大地震、凶悪凶暴な事件、殺人事件、企業倒産、食中毒等の問題が話題になります。

≪今月の事件トラブル、経済方向性≫
▼大地震、火山の噴火、爆発等天変地異が懸念されます。
▼大風、台風、竜巻などの恐れがあります。
▼山火事、山の事故、転落、落下、落石、土砂崩れ、崖崩れ等自然災害も懸念されます。
▼海やプールでの水の事故、大雨、洪水、水害等等の自然災害も懸念されます。
▼企業等の倒産、破産問題、凶悪事件、凶暴な殺人事件、盗難事件、悪性の伝染病、食中毒、新型コロナウィルスの感染拡大などが懸念されます。
▼各界での交代問題、交代ごとでのトラブル事件が懸念されます。

≪経営者、管理者必見≫
今月は会社、事務所等から見た北東方位との新規取引は延期等見合わせてください。
また会社や事務所、住居から見た全方位の戸締りを厳重にして防犯に努めてください。

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◆◆◆◆ 気学とは ◆◆◆◆
気学は、古代中国の儒家哲学思想が、その発祥といわれています。
今から四千年以上も前のこと、大自然を年々、月々、日々刻々と変化させるエネルギーの「気」に、一定の周期があると見出しました。これが現在の「暦」の始まりです。
そしてその「気」のエネルギーは、私たち人間にも、それなりの影響を与えています。
このエネルギーを「九つの数」に分類し「七つの色」に区分したのが「九気」なのです。
一白水気・二黒土気・三碧木気・四緑木気・五黄土気・六白金気・七赤金気・八白土気・九紫火気と呼び、9種類に大別します。
人の誕生の瞬間に自然界から全身に受けた「気」に当てはめて、一白水性・二黒土性・三碧木性・四緑木性・五黄土性・六白金性・七赤金性・八白土性・九紫火性と呼びます。

運命は大別すると、生まれた瞬間に天から与えられる「先天の運」と、生まれてから死ぬまでの「後天の運」があります。
人の一生には「運気」がついて、はじめて廻るもので、運が良し悪しは誰にでも当てはまります。人間も自然の一部なので、大自然の「気」すなち「運」が与えらているものなのです。
運命とは、命の行く末のことで、たどり着くまでを「運び」などともいいます。
まず、自らの今を知ることが第一歩です。「今の自分が盛運期なのか衰運期なのか」を認識することです。
そして、備わった自然の法則に従って、判断、行動することで、運気を上手に活かし、運の軌を切り開き、与えられた運命を上昇させていきましょう。
未来の運命が大難だったら小難に、小難だったら無難に変える行動を取りましょう。そして無難だったら、さらに発展させ幸福になるような行動を取るのです。

この自然の恩恵を「祐気」といって、人生に福禄寿をもたらします。
また「尅気」という悪い気もあるのです。すべては行動・発言という原因から発現する結果なのです。
人は皆、幸福を願います。そこで「宿命は変えられないけれど、運命は変えられる」ことを知りましょう。
一見すると簡単なような気学ですが、東洋哲学の一翼で、奥が深く、終わりのない学問だといわれます。
とはいっても、ある程度の基礎をマスターすれば、それぞれの願望を充足する最も近道だといえます。
気学の片鱗を知って役立てることで、宿命に目覚め、運命を切り開くツールなるのです。
そして、気学によってあなたの存在は、最も輝かしいものになるでしょう。

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私達は自然の中に生かされています。自然の法則に逆らった時には、トラブルやアクシデントが起こるものです。自然との共生を疎かにし、目先に走った結果、大切なものを失います。そして、取り戻すに莫大な時間と費用を費やすことになるのです。
何らかのアクシデントは、軌道修正するよう促されていると考えましょう。それは、国や企業、組織や家庭でも起こり、改革、革命、事件、事故等、その現象はいつでも生じます。また、地震や津波、台風など天変地異も自然界では淘汰の現象のひとつといえます。
人は苦難に直面すると、目先に囚われて対応を焦り、本質的な問題を見過ごしてしまいがちです。このような時こそ、信念で問題に立ち向かい、苦難を辛抱強く乗り越える勇気の人に、本当の解決がおとずれるものです。幸せだから感謝するのではなく、苦難を感じられることにも感謝するのです。
このように天からの恩を忘れず、感謝することで「幸せになる」、ということを常日頃から心掛けたいものです。

[2022.07.27]

 

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