2024.04.17
4月

令和6年(2024)4月21~23日 靖国神社「春季例大祭」です。

■4月21~23日 靖国神社「春季例大祭」です。■

「靖国神社(やすくにじんじゃ)」は、明治2年(1869)明治天皇の命によって、戊辰戦争で斃れた人達を祀るために創建されました。

後に、嘉永6年(1853)アメリカの海将ペリーが、軍艦4隻を引き連れ浦賀に来航した時からの国内の戦乱に殉じた人達を合わせ祀り、明治10年(1877)の西南戦争後は、外国との戦争で日本の国を守るために、斃れた人達を合わせ祀ることになりました。

現在では、明治維新、戊辰の役(戦争)、西南の役(戦争)、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの国難に際し、国を守るために尊い生命を捧げた246万6千余柱の神霊が、身分、勲功、男女の別なく、すべて「祖国に殉じられた尊い神霊」(靖国の大神)として祀られています。

初めは「東京招魂社(とうきょうしょうこんしゃ)」と呼ばれました。明治天皇が初めて招魂社に参拝の折に「我國の為をつくせる人々の名もむさし野にとむる玉かき」と詠まれた御製からも知ることができるように、国家のために尊い命を捧げられた人々の御霊を慰め、その事績を永く後世に伝えることを目的に創建されたものです。

明治12年に「靖国神社」と改称。東京の九段にあることから単に「九段」や「九段下」とも呼ばれます。東京都知事認証の単立宗教法人

靖国神社本殿の祀られる祭神は、日本が関係した国内外の事変や戦争において、天皇、朝廷、政府側の立場で日本を守護するために命を捧げた戦役者です。慰霊・顕彰・崇敬などを目的として祀っています。

「例大祭」は、明治2年の御創立以来春秋2回斎行されています。最も重要な祭事とされる「春季例大祭」は、4月21日から23日までの3日間、盛大に執り行われます。

期間中は、清祓・当日祭・第二日祭・直会(なおらい)の諸祭典があり、4月21日午後3時からの「清祓」をもって始まります。「清祓」は祭典の準備を完了し、清めの祓いをする儀式です。

22日の「当日祭」は、全国から集った遺族・戦友・崇敬者をはじめ、各界代表者が多数参列のもと、午前10時、南部宮司以下の神職が御本殿に進み、生前に「みたま」たちがお召し上りになっていた御饌、御酒や海の幸、山の幸等の神饌をお供えし、楽を奏し、祝詞を奏上して、思いも新たに戦歿者の「みたま」を慰め、平和を祈念します。

この日、午前10時半過ぎには天皇陛下の勅使がおいでになり、天皇陛下よりの御幣物を供え、御祭文を奏して御参拝されます。

23日午前10時から前日と同様に「第二日祭」が執り行われます。午後6時、祭典を無事奉仕出来たことに感謝する「直会」をもって、春季例大祭の諸祭典が終了します。

例大祭期間中の正式参拝 受付時間
◇21日:午前8時~午後1時30分
◇22、23日:午前11時30分~午後2時30分

靖国神社
◇東京都千代田区九段北3丁目1番1号
◇JR「市ヶ谷駅」徒歩10分
◇公式サイト:https://www.yasukuni.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

近年の歴史観には若年層を中心に意識の変更があります。自虐史観から自国は自国で自衛する精神が靖国神社にはあります。ロシアによるウクライナへの侵略を見れば国を愛する力は、敗戦によって封印された日本古来の文化が少しずつ蘇っています。誇らしいことです。
筆者敬白

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