■4月6～15日「春の全国交通安全運動」です。。■

全国交通安全運動は、毎年春と秋の2回実施されています。広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進するものです。交通事故防止の徹底が目的です。

「春の全国交通安全運動」は例年4月に実施されます。今年は4月6日（土）から15日（月）までの10日間に行なわれます。
4月10日は「交通事故死ゼロ」を目指します。

令和6年（2024）春の全国交通安全運動の重点項目は3つ：
（1）こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
（2）歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
（3）自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守

令和5年（2023）道路交通法が改正され、自転車に乗るときはヘルメット着用が努力義務化されました。自転車事故で死亡した人の約7割が、頭部に致命傷を負っています。また、ヘルメットの着用状況による致死率では、着用していない場合の致死率は、着用している場合と比較すると約2.3倍も高くなっています。小さいお子さんを自転車に同情させるときも、保護者はヘルメットをかぶせるように努めなければなりません。

全国交通安全運動には、海上・航空の交通安全も含まれます。
令和4年（2022）4月23日、北海道知床で遊覧船が沈没し、乗員・乗客26名全員が死亡・行方不明となる大変痛ましい事故がありました。これを受けて、小型舶に乗船するすべての人にライフジャケット着用義務の徹底を図るなど、旅客船の安全・安心な運行を目指します。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

新しい乗り物「電動キックボード」に乗る人も増え、それにともなって事故の報道も聞かれるようになりました。みなさん一人ひとりが交通安全について考え、行動し、悲惨な交通死亡事故を無くしていきましょう。
筆者敬白