2023.03.29
4月

令和5年(2023)4月1~2日、日本三大御田植祭 佐原、香取神宮 御田植祭 です。

■4月1~2日「佐原、香取神宮 御田植祭」です。■

下総国一宮「香取神宮」の旧社格は官幣大社。日本全国に約400社ある香取神社の総本社です。御祭神は「経津主大神(ふつぬしのおおかみ)」で、又の御名を「伊波比主命(いはひぬしのみこと)」といいます。

神武天皇18年(紀元前643)の創建。延喜式神名帳によると、平安時代に「神宮」の称号で呼ばれていたのは、「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」の3社だけで、鹿島神宮・香取神宮ともに蝦夷に対する大和朝廷の前線基地でした。関東地方を中心に全国に分社の「香取神社」があります。

経津主大神は、出雲の国譲りの神話に出ている神様です。はるか昔、天照大神(伊勢神宮・内宮の祭神)が日本の国を治めようとしましたが、荒ぶる神々が争い乱れていました。大御神が八百万神に相談すると、すぐれた神であるということで天穂日命(あめのほひのみこと)が遣わされましたが、出雲国の大国主神(おおくにぬしのかみ)に従ってしまったので、次に、天稚彦(あめのわかひこ)が遣わされました。ところが、天稚彦もまた忠誠の心がなく、顯國玉神(うつしくにたまのかみ)の娘の下照姫(したてるひめ)を妻として、自ずから国を乗っ取ろうとしましたが、亡くなってしまいました。

大御神が八百万神に慎重に相談させると、神々が口を揃えて、経津主大神こそふさわしいと申し上げ、そこへ武甕槌大神(たけみかづちのかみ、鹿島神宮の祭神)が申し出たので、共に出雲に派遣されることになりました。

経津主・武甕槌の二神が、出雲国の稲佐の小汀(いなさのおはま)に着いて、「十握剣(とつかのつるぎ)」を抜き、逆さに突き立て武威を示すと、大国主神は大御神の御命令に全く異議はありませんということで「平国の広矛(くにむけのひろほこ)」を受け取り、二神は日本の国を平定して大御神の元へ復命しました。

 

香取神宮の御田植祭は、伊勢神宮、大阪住吉大社とならび「日本三大御田植祭」のひとつに数えられています。風水害なく無事に田植えを終え、秋の五穀豊穣を祈願するお祭りです。

初日の耕田式、翌日の田植式と2日間にわたって行われます。耕田式では拝殿の前庭にて鎌・鍬・鋤・牛を用いた田植え前の田を耕す風景を模した儀式が繰り広げられ、舞女の田舞の歌や早乙女手代の田植え歌が奏されます。

田植式では8人の稚児が大華傘の下で参列し、地元の少女たち12名による田舞が奉納されます。神職等が行列をつくって参道を進み、神田へ向かいます。神田では実際に田植えの儀式が行われます。早乙女手代が田植え歌を唄いながら苗を植える姿は、昔の稲作風景を伝えるほのぼのとしたもの。この時期は例年桜の見頃となり、境内は桜に包まれ、祭りに一層の彩りを添えます。

香取神宮
◇千葉県香取市香取1697
◇JR成田線「佐原駅」から香取行きバス終点
◇香取神宮公式サイト:https://katori-jingu.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

日本三大御田植祭は、千葉の香取神社、大阪の住吉大社、伊勢神宮です。一説には志摩の伊雑宮も含まれます。お田植え祭はどれも春先の桜の時期で、とてもよい季節柄です。最近では古来からの稲作風景を再現する催しが一般的です。
暦の上では清明を迎え、観光にはとてもよい季節です。ぜひ御田植え祭りの見物にお出かけください。日本のルーツを見る思いですよ。
日が沈んで夜になると冷え込みます。お風邪など召さないように一枚多めに着込んでお出かけください。
読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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