■4月12日「世界宇宙飛行の日」■
「世界宇宙飛行の日」は、1961年4月12日、世界初の人を乗せた人工衛星ヴォストーク1号が、ソ連によって打ち上げられたことを記念する記念日です。
人類で初めて有人宇宙飛行士ユーリ・ガガーリン少佐の第一声「地球は青かった!」は歴史に残る名言です。
ロケットが発明されたのは現在の中国とされ、11世紀頃の中国の文書に「火矢」という名前で登場します。13世紀の蒙古襲来の際、モンゴル軍が武器として大砲やロケット弾を使用していて、日本は苦戦しました。この時日本でも真似してロケットを試作したのではないかとも伝わります。その後16世紀ごろには製造技術が確立していて、「龍勢」と呼ばれていたという記録もあります。
1963年、世界で初めて宇宙に行って「帰ってきた」女性宇宙飛行士テレシコワは「私はカモメ」と言いました。
1969年、アポロ11号で人類の月への第一歩を記したアームストロングは「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが人類にとっては大きな跳躍だ」という言葉を残しました。
アームストロングは後にイスラム教に改宗して修行者に。また、アポロ14号に乗ったミッチェルは超能力研究所を設立、アポロ15号に乗ったジム・アーウィンは神の伝道師になります。日本人として初めて1990年に宇宙を飛んだTBSの秋山豊寛氏は、その後テレビ局を辞めて福島県で農業をやっているのだそうです。
古くから天には神の存在が言われていますが、宇宙から戻ってきた宇宙飛行士たちのその後を見ると、やはり宇宙で神の存在を感じたのかもしれません。
◆◆◆◆編修後記◆◆◆◆
人類の歴史のなかで祈念すべき日と考えて、「季節のお便り」らしからぬ記念日を掲載しました。
東日本大震災や東電福島原発事故によって、私たちが持ち得る科学は決して万能ではないのだと知りました。2022年、ロシアがウクライナを侵攻しました。ヴォストーク1号を打ち上げたバイコヌール宇宙基地は、現在のカザフスタンにあります。旧ソ連から分離独立した地域に、発射台があることも紛争の種のひとつなのかもしれません。
暖かな日が続き4月も中旬です。GWの情報も増えてきました。寒の戻りもあります。油断してお風邪などお召しにならないようにお体ご自愛専一の程
筆者敬白