2023.04.07
4月

令和5年(2023)4月10日 京都 平野神社 桜花祭 です。

■4月10日「京都 平野神社 桜花祭」です。■

平野神社」は、延暦13年(794)桓武天皇による平安遷都にともなって奈良平城京で祀られていた今木神・久度神・古開神を平野の地に遷座したことに始まります。神社の社格を表した式内社(名神大)で、旧社格は官幣大社。

本殿は4つの社殿が2つに結合された平野造(ひらのづくり)、または、比翼春日造(ひよくかすがづくり)と呼ばれる独特な造りで、重要文化財に指定されています。祭神4柱は、第一殿に「今木神」(染織・手芸・衣の神)、第二殿に「久度神」(竈・台所・食事の神)、第三殿に「古開神」(斉火の神)、第四殿に「比売神」(光仁天皇の皇后である高野新笠のこととされる)が祀られます。「今木」は百済からの渡来人のご祭神です。

 

平野神社は「北野の梅、平野の桜」と言われる桜の名所で、境内にある約60種4百本の桜は、3月下旬から5月上旬頃まで楽しめます。中でも「平野の夜桜」は有名です。

寛和元年(985)4月10日、時の花山天皇によって臨時の勅祭が遣わされたことが始まりです。「幾世の春を床しく匂えよ」と仰せられ、舞楽「東遊」や競べ馬などが催されました。世に「北山御幸」というのは、この平野の臨時の勅祭のことです。桜花祭は午前の神事に続き、午後は騎馬や織姫達の神幸列が地域に繰り出します。行列はさながら時代絵巻で地域の町内を練り歩きます。

平野神社
◇京都府京都市北区平野宮本町1番地
◇JR「京都駅」中央口バス「衣笠校前」下車北へ徒歩3分
◇公式HP:https://www.hiranojinja.com

◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇

今年は例年より、開花が早いようですが、平野神社にはこれから見頃を迎える種類の桜も多く、天気のよい日にはぜひ出かけたいものです。夜桜見物に興じてお風邪などお召しにならないように、皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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