■4月18日「天理教、教祖誕生祭」です。■
「天理教」は日本の新宗教の一つ。教祖・中山みきにより伝えられた親神天理王命を崇拝対象とする創唱宗教です。江戸時代末期に開かれた黒住教、金光教と共に「日本三大新宗教」の一つに数えられています。
「創唱宗教:そうしょうしゅうきょう」とは、宗教を発生形態で分類した場合に特別な一人またはグループの創唱者によって提唱された宗教のことで、日本の神道のように民間の習俗的な意識から自然発生的に生まれてきた「自然宗教」に対して用いられます。
寛政10年(1798)年4月18日、大和国山辺郡三昧田に天理教の教祖:前川みき誕生。13歳の時、現在の天理市三島町の中山家へ嫁ぎます。夫に仕え、家業に精を出し、近隣との交流にも模範的な婦人でした。
天保9年(1838)10月26日、中山みき(41歳)親神天理王命の啓示。啓示に従って親神の社と定まります。教祖の口を通して話される言葉は、親神の思し召しといわれています。
この世の真実を説き明かされたといわれる教祖の誕生を祝う祭典は、人類の故郷「ぢば」と呼ばれる奈良県天理市の天理教教会本部にて行われます。
◇◇◇◇編集後記◇◇◇◇
天理教には多数の崇敬者がいるようで、運勢暦や開運暦には天理教教祖誕生祭が掲載されています。江戸末期から明治時代に形成された新宗教で、近年盛んな新興宗教とは一線を画しているようです。
筆者敬白