■8月9~10日 千葉館山、安房神社(あわじんじゃ)「例大祭」です。■

安房国一宮「安房神社(あわじんじゃ)」は、「房総半島(ぼうそうはんとう)」内側の南端、館山湾を望む千葉県南部の館山市(たてやまし)に鎮座します。式内社(名神大)で、旧社格は官幣大社。主祭神として
「天太玉命(あめのふとだまのみこと)」

を祀ります。相殿として「天太玉命」の妃神「天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)」と「忌部五部神」を祀ります。忌部五部神とは、
「櫛明玉命(くしあかるたまのみこと)」出雲忌部の祖
「天日鷲命(あめのひわしのみこと)」阿波忌部の祖
「手置帆負命(たおきほおいのみこと)」讃岐忌部の祖
「彦狭知命(ひこさしりのみこと)」紀伊忌部の祖
「天目一箇命(あめのまひとつのみこと)」筑紫忌部、伊勢忌部の祖
の5柱の総称です。記紀の時代、安房国は、阿波地方(現在の徳島県)からやってきた「忌部氏(いんべうじ)」が開拓したといわれます。「天太玉命」は忌部氏の祖神で、日本のすべての産業創始の神として信仰を集めます。

摂社に、天太玉命の孫神「天富命(あめのとみのみこと)」、天太玉命の兄弟神「天忍日命(あめのおしひのみこと)」を祀ります。末社「厳島社」に海上交通を守護する海の神「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」を、「琴平社」に海上交通・航海安全の神「大物主神(おおものぬしのかみ)」を祀ります。

神武天皇元年(皇紀元年)神武天皇の命を受けた「天富命(あめのとみのみこと)」が、農作物がよくできる土地を求めて四国の阿波国に上陸。麻や穀(カジ=紙などの原料)を植えて開拓しました。のちに、天富命はさらに肥沃な土地を求め、阿波の「忌部氏」の一部を率いて海路黒潮に乗り、房総半島南端「布良(めら)」に上陸。その周辺を「安房郡」と名付けて「天太玉命」を祀る社を創建したと伝わります。
すべての産業の総祖神である「天太玉命」を祀る安房神社は、地元の人びとには「大神宮」と呼ばれ、東京から見ると南方に位置するパワースポットでもあり、古くから篤い信仰を集めてきました。

毎年8月10日に行なわれる安房神社の「例大祭」は、一年の祭礼のなかで最も重要で盛大な神事です。神社本庁からの幣帛(へいはく)をお供えし、巫女による舞も奉納して、国家の安泰、皇室の弥栄、国民の安寧を祈願します。前日の8月9日には子ども神輿が、10日には「安房神社神輿」が出御し、2日間にわたって賑わいます。
安房神社
◇千葉県館山市大神宮589番地
◇JR「館山駅」バス20分「安房神社前」下車
◇公式サイト:http://www.awajinjya.org
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
安房神社は東京から見ると南方方位のパワースポットです。折しも本社殿後ろには霊泉も噴出していて、ご祈祷を済ませてからお水で祐気を採ると、「気」の高さを感じ、自然と呼吸が深くなります。
まだまだ残暑厳しい時節です。
お出かけの際には暑さ対策を忘れずにお出かけください。
筆者敬白







