2026.04.03
4月

令和8年(2026)4月10日 京都、平野神社「桜花祭(おうかさい)」です。

■4月10日 平野神社「桜花祭(おうかさい)」です。■

「平野神社」は、延暦13年(794)桓武天皇による「平安遷都」にともなって、平城京で祀られていた「今木神、久度神、古開神(いまきのかみ、くどのかみ、ふるあきのかみ)」を平安宮から見て北の「平野」の地に遷座したことに始まります。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社です。

「本殿」は4つの社殿が2つに結合された4殿2棟の「平野造(ひらのづくり)」、または、「比翼春日造(ひよくかすがづくり)」と呼ばれる独特な造りで、重要文化財に指定されています。

御祭神は
第一殿に「今木皇大神(いまきすめおおかみ)」( 源気新生、活力生成、染織、手芸、衣の神)
第二殿に「久度大神(くどのおおかみ)」(生活安泰、竈、台所、食事の神)
第三殿に「古開大神(ふるあきのおおかみ)」(斉火の神、邪気を振り開く平安の神)
第四殿に「比賣大神(ひめのおおかみ)」(生産力の神、桓武天皇生母の「高野新笠(たかののにいがさ)」のこととされる)

が祀られます。4神は「平野神(ひらののかみ)」と総称されます。「今木」は「今来」のことで、百済(くだら)からの渡来人の祖神という説があります。

「平野神」は皇室の守護神、とくに古代には皇太子の守護神として信仰されました。また、平安末期の歴史物語『今鏡(いまかがみ)』に「平野は、あまたの家の氏神にておはすなれど」とあるように、「今木神」は源氏、「久度神」は平氏、「古開神」は高階氏、「比賣神」は大江氏の氏神として知られます。

◆桜花祭(おうかさい)

平野神社は「北野の梅、平野の桜」といわれる桜の名所(「北野」は北野天満宮)で、境内にある約60種4百本の桜は、3月下旬から5月上旬頃まで楽しめます。なかでも「平野の夜桜」は有名です。

寛和元年(985)4月10日、「花山天皇(かざんてんのう)」によって臨時の勅祭が遣わされたことが始まりと伝わります。「幾世の春を床しく匂えよ」と仰せられ、舞楽「東遊(あずまあそび)」や競べ馬などが催されました。そのとき花山天皇が手ずから植えて以来、桜の名所として名高く、江戸時代には一般庶民にも親しまれるようになりました。

桜花祭は午前の神事に続き、午後は騎馬や織姫たちの「神幸列(しんこうれつ)」が繰り出します。町内を練り歩く行列は、さながら時代絵巻のようです。

平野神社
◇京都府京都市北区平野宮本町1番地
◇JR「京都駅」よりバス「衣笠校前」徒歩3分
◇公式サイト:https://www.hiranojinja.com

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

平野神社にはこれから見頃を迎える種類の桜も多く、天気のよい日にはぜひ出かけたいものです。
夜桜見物に興じてお風邪などお召しにならないように、皆様、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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