2025.12.28
1月
雑節・歴注・撰日

令和8年(2026)1月4日「初寅(はつとら)」です。

■1月4日「初寅」です。■

「初寅(はつとら)」とは、その年の初めての「寅(とら)」の日のこと、または、その日に一年の福徳を祈願して「毘沙門天(びしゃもんてん)」に参ることをいいます。「初寅参り」ともいいます。

庶民のあいだで広がった毘沙門信仰の発祥は、平安時代の洛北「鞍馬寺(くらまでら)」でした。その後、毘沙門天は恵比寿、大黒天にならぶ福の神として人気を誇るようになりました。

中世以来、鞍馬寺へ詣るのは「寅の日」がよいとされ、この日、各地の「毘沙門天」を祀る社寺では縁日が行なわれます。とくに年始の寅の日は「初寅祭(はつとらさい)」といって、初詣の人びとで賑わいます。

 

 

総本山 鞍馬寺(くらまでら)
1月4日「初寅大祭」。鞍馬山に毘沙門天が出現したのが寅の月(正月)、寅の日、寅の刻であったと伝わります。
◇京都市左京区鞍馬本町1074番地
◇公式サイト:https://www.kuramadera.or.jp

信貴山 朝護孫子寺(しぎさん ちょうごそんしじ)
1月4日「初寅大法要」。信貴山は毘沙門天王が日本で最初に出現したといわれる霊地で、毘沙門天王信仰の総本山です。
◇奈良県生駒郡平群町信貴山
◇公式サイト:https://www.sigisan.or.jp

護法山安国院 出雲寺〈毘沙門堂〉
1月3~5日「初寅会」。天台宗京都五箇室門跡のひとつ。
◇京都市山科区安朱稲荷山町18番地
◇公式サイト:https://www.bishamon.or.jp

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