2025.10.02
10月
記念日・~の日・~週間

令和7年(2025)10月9日「国際文通週間」「世界郵便の日」です。

■10月9日「国際文通週間」「世界郵便の日」です。■

「国際文通週間(International Letter Writing Week)」「世界の人びとが文通によって文化の交流に努め、世界平和に貢献しよう」という理念のもとに、昭和32年(1957)、カナダのオタワで開催された第14回万国郵便連合大会議で決議され、毎年10月9日を含む週に開催されます。10月9日は、「万国郵便連合(UPU)」が発足した日で、同連合によって「世界郵便の日(せかいゆうびんのひ)」と定められています。

「万国郵便連合(ばんこくゆうびんれんごう、仏 Union postale universelle、英 Universal Postal Union )」は、世界をひとつの郵便境域として諸国民間の通信連絡を増進し、文化、社会および経済の分野における国際協力という目的の達成に貢献することを基本理念とする国際専門機関です。略称は「UPU」。加盟国間の郵便業務を調整し、「国際郵便制度」を司ります。本部はスイスの首都ベルン。

UPUは、明治7年(1874)10月9日、「万国郵便条約」によって設立されました。「万国郵便条約」は、「国際郵便」が全世界で利用できるように国際郵便サービスの内容を定める多国間条約で、通常5年ごとにUPUの大会議で採択されます。

大日本帝国(日本)がUPUに加盟したのは明治10年(1877)でした。加盟国としては23ヶ国目、アジアでは最初の加盟国でした。現在(令和6年)192ヶ国・地域が加盟。近年は、電子商取引を支える国際物流のルール形成機関としての役割を期待されています。

「国際文通週間」は国際的なキャンペーンです。日本では、昭和33年(1958)から毎年「国際文通週間」の記念切手が発行されています。切手のデザインは、当初、手紙をテーマにしたものを予定していましたが、歌川広重の「東海道五十三次 京師(けいし)」が採用されて好評を博し、以来恒例のシリーズとなりました。

「世界の人びとと文通する」キャンペーンなので、記念切手の額面は「国際郵便料金」に対応、”International Letter Writing Week” の英文と西暦で発行年が入っています。なお、日本の切手には「元号法(げんごうほう)」が制定された昭和54年(1979)以降、切手発行年を西暦と元号とで併記されています。「国際文通週間」記念切手は西暦のみですが、切手シートの余白に元号が表記されています。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

「国際文通週間」は、二十四節気「寒露」の頃、秋の気配が本格化する時節です。季節の変わり目で、急に冷え込んで一日中寒い日もあり、体調を崩し易い季節です。
お風邪などお召しにならないようお体ご自愛専一の程
筆者敬白

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