2025.07.19
7月

令和7年(2025)7月26~27日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。

■7月26~27日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。■

「粉河祭(こかわまつり)」は、紀の川市粉河の鎮守「粉河産土神社(こかわうぶすなじんじゃ)」の祭礼です。紀州東照宮の「和歌祭(わかまつり)」、闘鶏神社(とうけいじんじゃ)の「田辺祭(たなべまつり)」とともに紀州三大祭のひとつに数えられます。

「粉河産土神社」は、粉河郷の総社であると同時に、名刹「粉河寺(こかわでら)」の鎮守社(寺の中の神社)です。地元では「たのもしのみや(頼母子之宮)」とも呼ばれています。

歴史は古く、紀伊国の猟師、大伴孔子古(おおとものくじこ)が「粉河寺」を創建し、ついでその子の大伴船主(ふなぬし)が、延暦2年(783)鎌垣(かまがき)庄内各村の氏神を勧請して祀ったのが始まりとされます。明治時代、神仏分離により粉河寺から独立。その後、大正元年(1912)旧長田村の丹生神社、粉河町東毛の大神社を合祀、大正8年(1919)粉河天福神社も境内社として合併しました。

◆紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」

7月の最終土・日曜日、粉河産土神社の例祭「粉河祭(こかわまつり)」が行なわれます。粉河産土神社の祭礼として始まり、地域に根付いた伝統行事です。県指定無形民俗文化財。

土曜夜の「宵祭」では、餅花できらびやかに飾り付けられ、枝垂れ柳のような独特な姿の「だんじり」が、粉河駅前から粉河寺大門前までの「粉河とんまか通り」に並び、勇壮に運行します。

日曜の「本祭」は隔年で行なわれます。奥州征伐で戦果をあげた大伴船主が凱旋する姿を伝える「渡御式(とぎょしき)」では、馬に跨った武者姿の稚児や袴をつけた大行列が練り歩きます。飾り付けされただんじりが大行列に続く様子は、さながら時代絵巻です。

粉河産土神社
◇和歌山県紀の川市粉河2788(粉河寺境内)
◇公式サイト:https://ubusuna.org

粉河寺
◇和歌山県紀の川市粉河2787
◇JR和歌山線「粉河駅」徒歩15分
◇京奈和道自動車道「紀の川東IC」から約2km
◇公式サイト:https://www.kokawadera.org

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