2025.07.12
7月
雑節・歴注・撰日

令和7年(2025)7月19日「土用の丑の日」です。

■7月19日「土用の丑の日」です。■

土用の期間の「丑の日」「土用の丑」といいます。特に夏の土用の丑の日のことを指します。年によって2度あることもあり、それぞれ順に「一の丑」「二の丑」とよびます。

土用の丑というと、鰻(うなぎ)の蒲焼です。蒲焼が普及したのは江戸時代のことです。江戸時代後期に、あの「平賀源内(ひらがげんない)」が鰻屋に頼まれて「土用の丑の日に鰻を食べると夏バテしない」と江戸中に宣伝したところ大変流行しました。

古くは『万葉集』にも鰻が登場しますが、この頃は蒲焼きではなく単にに焼いて食べていたようです。

今回の「土用の丑の日」は7月19日(土)、「二の丑」は7月31日(木)です。

「鰻(うなぎ)」の語源は「胸黄(むなぎ)」から。鰻の調理方法は、関東では「切腹」をイメージするというので腹を切るのを嫌い、「背開き」にします。関西では「腹開き」で、焼き方も異なっています。

大阪では鰻のことを「う」といいます。そして鰻丼のことを「まむし」といいます。これは、ご飯とご飯の間に鰻を挟んでマブシて食すからで、いつしか「マブシ」が「マムシ」に変化したものです。蛇のマムシとは関係ありません。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

夏から秋にかけての「土用の丑の日」です。やはり季節は違っても滋養には鰻です。暑さから体調を崩しやすい時期です。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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