2025.06.25
7月
記念日・~の日・~週間

令和7年(2025)7月1日「銀行の日」です。

■7月1日「銀行の日」です。■

7月1日は「銀行の日」です。平成3年(1991)、金融総合専門紙「ニッキン」を発行する日本金融通信社が、普通銀行に関する法規の基礎となる「銀行条例」が明治26年(1893)7月1日に施行されてから100年を記念して制定しました。

日本は明治維新前から金本位制「兌換貨幣(だかんかへい:金との交換が証された通貨)」を使用していました。ところが、金と銀の交換比率の違いから金が海外に流出して国内の金が急激に不足してしまい、兌換を止めざるを得なくなりました。

明治3年(1871)6月27日「新貨幣制度」が制定され、呼称は「円・銭・厘」になり、1両が1円になりました。しかし金本位制は変わらず、そのため「金貨」が不足し、代わりに「銀貨」が使われるようになりました。これが「銀行」という名称の由来です。

「発券銀行制度」を導入しているアメリカ合衆国の「ナショナル・バンク制度(国法銀行制度)」を参考にして、「伊藤博文(いとうひろぶみ)」が帝国議会に建議して、明治5年(1872)「国立銀行条例」が制定されました。

これにより、明治6年(1873)「渋沢栄一(しぶさわえいいち」)が日本初の国立銀行「第一国立銀行」(現:みずほ銀行)を設立。その後、この条例をもとに民間が数多くの「国立銀行」を設立したのでした。「国立」という名称は米国の「National Bank」を直訳したもので、国家が設立したものでなく、渋沢栄一や三井などの民間資本が設立した銀行です。その銀行はすべて番号が名前になっていて、「ナンバー銀行」と呼ばれていました。「金融機関コード」という4桁の「0001」は明治時代には第一国立銀行で、今日の「みずほ銀行」です。

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