2025.05.24
6月
記念日・~の日・~週間

令和7年(2025)6月1日「気象記念日」です。

■6月1日「気象記念日 」です。■

「気象記念日(きしょうきねんび)」は、毎年6月1日に「気象庁(きしょうちょう)」が実施している記念日で、気象庁の創立記念日でもあります。

明治8年(1875)6月1日、東京府第二大区(のち赤坂区)溜池葵町の「内務省地理寮(ちりりょう)」構内で「東京気象台」(現在の気象庁の前身、のちの中央気象台)として地震観測が行なわれ、同月5日には、1日3回の気象観測が開始されました。これにより、わが国における気象業務が幕を開けることとなります。

昭和17年(1942)「中央気象台」は、気象業務の開始したことを記念して、6月1日を「気象記念日」と制定しました。

明治17年(1884)6月1日、日本初の「天気予報」が発表されました。内容は、全国一律「全国一般、風ノ向キハ定マリナシ。天気ハ変ワリ易シ。但シ雨天勝チ」というもので、東京の派出所などに掲示されました。記念すべき出来事ですが、この内容では天気予報として日常生活で役に立つものではありませんでした。

それから1世紀以上が過ぎ、天気予報は驚くべき進化を遂げました。「当たらないもの」の代名詞だった天気予報は、ほとんどはずれなくなりました。これは気象学の著しい発展、宇宙からの観測、スーパーコンピュータでの解析など、予測精度を高めるため多くの関係者が積み重ねてきた不断の努力の賜物です。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

古くは富士山レーダーに始まり、気象衛星「ひまわり」の登場、世界有数のスーパーコンピューターを導入などによって、私たちは正確できめ細やかな気象情報を得られるようになりました。近い将来ゲリラ豪雨までも予想可能になるそうです。
日本は天変地異が多い国です。気象の研究は、来たる災害の被害を未然に防ぐこと、ひいては国民の命を守ることに繋がります。
しかしながら気象を変化させてコントロールすることはできません。いつの日か科学技術が進み、天気までもコントロールできる日が来るのでしょうか。
筆者敬白

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