■4月7日「世界保健デー(世界健康デー)」です。■
「世界保健デー(World Health Day)」は、WHO(世界保健機関:World Health Organization)が設立された昭和23年(1948)4月7日を記念して制定されました。世界的に影響を及ぼしている保健課題のなかから、毎年テーマをひとつ掲げ、グローバルなキャンペーンが展開されます。
WHOは「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関です。本部はスイスのジュネーブ。平成28年(2016)現在の加盟国は194ヶ国。日本は昭和26年(1951)5月に加盟しました。
昭和40年(1965)設立の「日本WHO協会」は、WHOの理念に賛同し、WHOとの連携のもとで国内外で健康増進活動を行なっている公益社団法人です(WHO日本支部ではありません)。設立以来、「世界保健デー」という名称を使ってきましたが、医療者のための記念日という印象が強かったため、令和7年(2025)から「世界健康デー」と翻訳することで、一般の人びとが主体的に健康に取り組むというニュアンスを強調することにしました。
「WHO憲章」に「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と記されているように、WHOが謳う「健康」の定義は広く、世界保健デー(世界健康デー)での活動も多岐にわたります。日本でも、4月上旬、世界保健デー(世界健康デー)を中心に、官民によるさまざまな健康啓発イベントが開催されます。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
WHOが令和7年(2025)の世界保健デー(世界健康デー)のテーマは「Healthy beginnings, hopeful futures:健やかなはじまり、希望のある未来へ」。このキャンペーンは、予防可能な妊産婦と新生児の死亡をなくすための取り組みを強化し、女性の長期的な健康とウエルビーイングを優先させるよう、各国政府と保健医療関係者に呼びかけるものです。
健康に関する知識や衛生観念が私たちの普段の暮らしに根付いているのは、WHOをはじめ、目立たないけれど地道な努力を続ける人びとや組織がいたからにほかなりません。公衆衛生の意識が人びとに十分に行き渡り定着するまで、彼らは苦難の道を歩んできましたし、今もまだ道の途中なのです。そして私たちも当事者なのだとこれを機会に理解を深めたいと思います。
筆者敬白