2024.10.03
10月

令和6年(2024)10月10~12日 神戸「海神社」秋祭りです。

■10月10~12日 神戸「海神社」秋祭りです。■

「海神社(わたつみじんじゃ、かいじんじゃ、あまじんじゃ、たるみじんじゃ)」は、神功皇后の御代3~5世紀ごろの創建。「綿津見神社」とも表記されます。正式には「わたつみじんじゃ」と読みますが、地元の人々は「かいじんじゃ」と呼んでいるそうです。

式内社(名神大社)で旧社格は官幣中社。延喜式神名帳に「播磨国明石郡・海神社三座」と記載されます。

神功皇后の三韓征伐からの帰途、海上で暴風雨が起こり船が進めなくなったので、「綿津見三神」を祀ると暴風雨が治まったと伝わります。そしてこの地に社殿を建てたのが始まりと伝わり、古くから海上鎮護の神として崇敬されます。

「海神三座」として「上津綿津見神(うわつわたつみのかみ=海上=航海の神)」「中津綿津見神(なかつわたつみのかみ=海中=魚(漁業)の神)」「底津綿津見神(そこつわたつみのかみ=海底=海藻、塩の神)」を祀り、「大日孁貴尊(おおひるめのむちのかみ=天照大神)」を配祀しています。

秋の例祭は毎年10月10~12日。神輿を乗せた20数隻の船が海上をめぐる「海上渡御祭(かいじょうとぎょ)」は12日に行われます。

海神社
◇兵庫県神戸市垂水区宮本町5-1
◇JR「垂水駅」・山陽電鉄「山陽垂水駅」徒歩1分
◇公式サイト:https://kaijinjya.main.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

祭りの期間中、地元の氏子による「布団太鼓巡行」も行われます。「布団太鼓(ふとんだいこ)」とは、大阪河内・泉州地方や兵庫播磨・淡路周辺で担がれる太鼓台のこと。荘厳できらびやかな布団太鼓が街を練り歩き、秋祭りで賑わう街が活気であふれます。
筆者敬白

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