2024.10.03
10月

令和6年(2024)10月10日 川崎身代り不動尊「秋季大護摩供厳修(中気封じ)」です。

■10月10日 川崎身代り不動尊「秋季大護摩供厳修(中気封じ)」です。■

「川崎身代り不動尊」は、元禄年間、武蔵国荏原郡で悪疫が流行した際、諸国を行脚していた「祐天上人(ゆうてんしょうにん)」が悪疫退散には不動尊を尊信するように教え、土地の人々が信仰したところ悪疫が去ったので、これに感謝して堂宇を建てて神社に安置したのが始まりと伝わります。

明治維新の神仏分離、排仏棄釈の折、本尊は一時民家に移されましたが、開山「喜衆聖人」が明治37年(1904)に開眼法要をして今の場所に移しました。現在では、神奈川県川崎市の別格本山大明王院と熱海、横浜、東京の3つの別院があります。

大明王院のご本尊「大日大聖身代り不動明王」の利益甚深、加護は無量とされています。厄除・交通安全祈願や虫封じ、がん封じ、ボケ封じ「身代り不動」として信仰され、多くの参拝者が訪れます。

川崎本山では、10月10日に秋季大護摩供(おおごまく)が行われます。来たる冬の寒さを前に、頭部のさまざまな病いを封じる「中気封じ」を祈願します。「中気」とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血などの病気による、ふるえ・しびれなどの症状です。また、認知症除け、ボケ封じ、病気平癒、病理消除もあわせて祈願します。

※秋季大護摩供は川崎本山のみで行われます。

川崎身代り不動尊
◇神奈川県川崎市高津区下作延4-26-1
◇田園都市線「梶が谷駅」徒歩10分
◇JR南武線「津田山駅」徒歩15分
◇「身代り不動尊 大明王院」公式サイト:https://migawarifudouson.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

「虫封じ」で有名な大明王院です。現在は寄進奉納者の皆様のお力で、近年新本堂を建立しました。
ともあれ季節の変わり目です。読者の皆様、時節柄お体ご自愛専一のほど
筆者敬白

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