2024.09.28
10月

令和6年(2024)10月5~7日 福島、二本松「提灯祭り」です。

■10月5~7日 福島、二本松「提灯祭り」です。■

「二本松提灯祭り(にほんまつちょうちんまつり)」は、福島県二本松市にある「二本松神社(にほんまつじんじゃ)」の例大祭です。日本三大提灯祭りのひとつ。福島県重要無形民俗文化財に指定されています。

「二本松神社」の創建は久安年間とされ、田地ヶ岡に館を築いた地頭の足立盛長(あだちもりなが)が熊野大神(くまののおおかみ)を祀ったのが始まりとされています。

その後、奥州探題畠山満泰(はたけやまみつやす)が城郭を白旗ヶ峯(しろはたがみね)に築くとともに遷座、八幡大神(はちまんおおかみ、はちまんだいじん)を勧請して合わせて祀り、二本松の総鎮守として篤く敬いました。

寛永20年(1643)織田信長の重臣丹羽長重(にわながしげ)の子丹羽光重(にわみつしげ)が、二本松城主として入城しました。光重は丹羽家の守護神である「八幡宮」を左に、領民の守護神「熊野宮」を右に、2柱を祀る「御両社(ごりょうしゃ)」として現在の栗ヶ柵の地に遷宮しました。この時、光重は「よい政治を行うためには、領民にまず敬神の意を高揚させること」という敬神愛民の精神から、領民は誰でも自由に参拝できるようにしたのが「提燈祭り」の始まりと伝わります。

毎年10月第1土・日・月曜日に開催されるこの祭りは、境内で神様から「火をいただく儀式」から始まります。拝殿の明かりを全て消し、神輿に御霊代を移し、拝殿前の篝火へ火を移します。太鼓台の提灯に灯す火を、御神火走者が松明に頂戴します。
7台の太鼓台にそれぞれ300個余の提灯を点けて、囃子に合わせて町内を曳き回します。

◇二本松の提灯祭り(二本松市観光連盟):https://www.nihonmatsu-kanko.jp/?p=1473

◇二本松神社
◇福島県二本松市本町1-61
◇JR「二本松駅」徒歩5分
◇公式サイト:https://nihonmatsu-shrine.com

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