2024.09.24
10月
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令和6年(2024)10月1日~「共同募金」です。

■10月1日~「共同募金」です。■

「共同募金(きょうどうぼきん)」は、社会福祉を目的とする事業活動を幅広く支援し、それを通じて地域福祉を推進するための募金活動です。

共同募金は、戦後間もない昭和22年(1947)4月、「少年の町(Girls and Boys Town)」〔※〕のカトリック聖職者エドワード・ジョゼフ・フラナガン神父のすすめで、長崎・佐賀・福岡で実施されたのが始まりです。敗戦によって激増した生活困窮者及び民間の福祉施設の資金面での困窮を救おうという趣旨で始まりました。

※少女と少年の町(Girls and Boys Town):非行少年や問題のある子どもの寄宿と教育のために設けられたアメリカの児童自立支援施設。カトリック教会のNPO団体が運営。旧称「少年の町(Boys Town)」。

昭和26年(1951)「社会福祉事業法」が制定され、共同募金が法制化されました。現在は「社会福祉法」により進められています。募金者に「赤い羽根」を渡すのは、アメリカの共同募金にならったもの。

共同募金はすべての都道府県で行なわれ、各都道府県の社会福祉法人共同募金会が主体となって実施します。事前に地域内の社会福祉施設や社会福祉団体、ボランティア団体等から活動のための資金ニーズを取りまとめ、使い道の計画を立ててから行う計画募金で、公正性が担保されています。一定額以上寄附した個人や団体に対し、共同募金会から感謝状や感謝楯が贈呈されます。また、厚生労働大臣から感謝状が贈られます。

「赤い羽根共同募金」は、全国一斉に行われます。期間は10月1日~翌年3月31日。12月中は「歳末たすけあい募金」もあわせて行われます。

◆赤い羽根共同募金:https://www.akaihane.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

つい先日まで暑い日が続き、夏の名残りを感じていましたが、赤い羽根の共同募金と聞くと「ああもう歳末が近いなあ~」と感じ、すっかり年末の恒例になったようです。
平成7年度(1995)をピークに、募金の実績額が減少しているそうです。NHK歳末たすけあい運動、地域歳末たすけあい運動など、いろいろなかたちで寄付を募っていますので、身近な自分ごととしてぜひ地域福祉の活動に協力しましょう。
筆者敬白

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