2024.09.20
9月

令和6年(2024)9月27日 小田原、最乗寺(さいじょうじ)「例大祭」です。

■9月27日 小田原、最乗寺(さいじょうじ)「例大祭」です。■

曹洞宗大雄山最乗寺「道了尊(どうりょうそん)」は、本尊に釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)、脇侍仏に文殊菩薩(もんじゅぼさつ)・普賢菩薩(ふげんぼさつ)を奉安する、全国に4千余の門流をもつ寺院です。

曹洞宗では福井県の永平寺(えいへいじ)、横浜市鶴見の総持寺(そうじじ)に次ぐ大寺院で、600年の歴史をもつ関東の霊場として知られます。

開山は、相模国生まれ藤原姓の「了庵慧明(りょうあんえみょう)禅師」。戦国乱世に虚しさを感じて出家し能登総持寺、丹波永沢寺(ようたくじ)、近江総寧寺(そうねいじ)、越前龍泉寺(りゅうせんじ)、能登妙高庵寺などに住持したのち、大本山総持寺に輪住。50歳を過ぎて帰郷した了庵禅師は、曽我の里に庵を結びます。應永元年(1394)啓示を受けた足柄の山中に大寺を建て、「大雄山(だいゆうざん)」と号しました。

大雄山最乗寺の守護「道了大薩埵(どうりょうだいさった)」は、大和金峰山、奈良大峰山、熊野三山に修行した行者で、相模坊道了尊者として知られます。大雄山開山のおり、了庵禅師のもとに参じて土木の業に従事。約1年で大事業を完遂し、その力量は500人分にあたるとか。

了庵禅師は「十一面観世音菩薩の化身」であるとされ篤く信仰されています。祈祷会や禅学会などの他、正月、5月、9月には大祭が行なわれます。

大雄山最乗寺
◇神奈川県南足柄市大雄町1157
◇伊豆箱根鉄道大雄山線「大雄山駅」バス10分
◇東名高速道路「大井松田IC」20分
◇公式サイト:https://daiyuuzan.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

最乗寺は、曹洞宗において永平寺・総持寺に次ぐ大寺院で、地元の人々から「道了さん」と呼ばれ親しまれています。大祭が年に3回あります。
季節の変わり目です。お出かけの際には、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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