2024.07.20
7月

令和6年(2024)7月27~28日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。

■7月27~28日 紀州三大祭「粉河祭(こかわまつり)」です。■

「粉河祭(こかわまつり)」は、紀の川市粉河の鎮守「粉河産土神社(こかわうぶすなじんじゃ)」の祭礼です。紀州東照宮の「和歌祭(わかまつり)」、闘鶏神社(とうけいじんじゃ)の「田辺祭(たなべまつり)」とともに紀州三大祭のひとつに数えられます。

粉河産土神社は、粉河郷の総社であると同時に、名刹「粉河寺(こかわでら)」の鎮守社(寺の中の神社)です。地元では「たのもしのみや(頼母子之宮)」とも呼ばれています。

歴史は古く、紀伊国の猟師、大伴孔子古(おおとものくじこ)が「粉河寺」を創建し、ついでその子の大伴船主(ふなぬし)が、延暦2年(783)鎌垣(かまがき)庄内各村の氏神を勧請して祀ったのが始まりとされます。明治時代、神仏分離により粉河寺から独立。その後、大正元年(1912)旧長田村の丹生神社、粉河町東毛の大神社を合祀、大正8年(1919)粉河天福神社も境内社として合併しました。

◆紀州三大祭「粉河祭」

7月の最終土・日曜日、粉河産土神社の例祭「粉河祭」が行われます。県指定無形民俗文化財。

土曜日の「宵祭」では、粉河駅前から粉河寺大門前までの「粉河とんまか通り」にきらびやかに飾付けられた「だんじり」が並び、勇壮に運行します。

日曜の「本祭」では、奥州征伐で戦果をあげた大伴船主が凱旋した時の姿を伝える「渡御式(とぎょしき)」が執り行われます。馬に跨った武者姿の稚児や袴をつけた行列が粉河産土神社を練り歩き、飾り付けされただんじりが行列に続く様子は、さながら時代絵巻です。

粉河産土神社
◇和歌山県紀の川市粉河2788(粉河寺境内)
◆粉河産土神社(和歌山県神社庁):https://www.wakayama-jinjacho.or.jp/jdb/sys/user/GetWjtTbl.php?JinjyaNo=3010

粉河寺
◇和歌山県紀の川市粉河2787
◇JR和歌山線「粉河駅」徒歩15分
◇京奈和道自動車道「紀の川東IC」から約2km
◇公式サイト:https://www.kokawadera.org

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