2024.07.02
7月
二十四節気

◆二十四節気◆令和6年(2024)7月6日「小暑(しょうしょ)」です。◆

◆二十四節気◆令和6年(2024)7月6日「小暑(しょうしょ)」です。◆

7月6日23時20分「小暑」です。旧暦5~6月、未(ひつじ)の月の正節で、新暦7月7日頃。天文学的には、太陽が黄経105度の点を通過するときをいいます。

梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃で、「暦便覧」には「大暑来れる前なればなり」とあります。夏至を境に日足は徐々に短くなりますが、日々それほど実感できません。夏の太陽が照り付けて、暑さは日増しに厳しくなってきます。一方、梅雨明け前の集中豪雨に見舞われることも多いので、注意が必要です。

小暑の日から「暑気(しょき、あつけ)」に入ります。小暑から立秋までの間が「暑中」「暑中見舞い」はこの期間に送ります。

蓮の花が咲き始め、鷹の子が巣立ちの準備を始め、蝉が鳴き始めます。

◆七夕(たなばた)◆

古く中国から伝来した暦注です。当時は女の子が縫い物や習字の上達を祈願したお祭で、平安時代には宮廷行事でした。七夕祭りの行事が広がったのは江戸時代です。穢れ(けがれ)を祓う信仰と結びついたものが現在の七夕の原型です。かつて習字の上達を願ったことが、短冊(たんざく)に短歌や願い事を書く習慣のなかに伝わっています。

◆◆「七十二侯」◆◆

◆初候「温風至」(おんぷう いたる)
◇暑い風が吹いて来る時節。
◆次候「蓮始開」(はす はじめて はなさく)
◇蓮の花が開き始める。
◆末候「鷹乃学習」(たか すなわち がくしゅうす)
◇鷹の幼鳥が飛ぶことを覚える。

◆◆「7月の花」◆◆

★朝顔(あさがお)
開花時期は7月1日~10月10日頃。原産は中国で、平安時代に日本に渡来しました。朝のうちだけ開花するので「朝顔」と呼ばれますが、日陰に咲くものは夕方まで咲き続けることもあります。
古代中国では高価な薬として牛と取引されたほどです。漢名を「牽牛(けんぎゅう)」とする所以です。漢方では現在でも種子が下剤や利尿剤として使われています。花言葉は「愛情」「平静」「結束」「短い愛」「はかない恋」など。

★半夏生(はんげしょう)
Saururus の語源は、ギリシャ語の「sauros(トカゲ)+oura(尾)」。トカゲの尾のような穂状の花を咲かせます。七十二候の「半夏生」の頃になると、葉がペンキを塗ったかのように白くなることから、名が付いたとも伝わります。「半化粧」「片白草」とも呼ばれます。
開花時期は、7月1日~20日頃。花の時期に葉が白くなるのは虫を誘うためで、夏が終わると葉はもとの緑色に戻ります。山の水辺に群生することが多いですが、都会でも時々植えられてるのを見かけます。

★鬼灯(ほおづき)
花びらは五角形で、開花時期は6~7月。オレンジ色の実の中に、オレンジ色の球体があり、これが本当の実です。
「ほおつき」(頬突き)は、子供が口に入れて鳴らす頬の様子から名前がつきました。「鬼燈」「酸漿」とも書きます。花言葉は「心の平安」「不思議」「自然美」「いつわり」。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

梅雨明け宣言が沖縄・九州から次第に北上してきました。これから本格的な夏がやってきます。感染症への注意もまだまだ緩められないようです。
食事・睡眠をよくとり、体調の維持に努めましょう。皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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