■6月1日「気象記念日 」です。■
「気象記念日(きしょうきねんび)」は、毎年6月1日に気象庁が実施している記念日です。
明治8年(1875)6月1日、東京・赤坂葵町に日本初の気象台である東京気象台(現在の気象庁)が設置され、東京で気象と地震の観測が開始されたことを記念し、中央気象台(現在の気象庁)が昭和17年(1942)に制定しました。
明治17年(1884)6月1日、日本初の天気予報は「全国一般、風ノ向キハ定マリ無シ。天気ハ変ワリ易シ。但シ雨天勝チ」というものでした。記念すべき出来事ですが、この予報の内容では日常生活には役に立ちません。
それから1世紀以上が過ぎ、天気予報は驚くほど進歩しました。これは気象学の著しい発展、宇宙からの観測やパソコンでの解析など、科学と技術の進歩のおかげだといえるでしょう。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
50年ほど前には、天気予報は「当たらないもの」の代名詞でした。古くは富士山レーダーから始まり、気象衛星「ひまわり」の登場などがあり、予報が大きく外れることは無くなりました。さらに気象庁は世界有数のスーパーコンピューターを導入し、近い将来ゲリラ豪雨までも予想可能になるそうです。
日本列島は天変地異が多い国です。気象の予知は来る災害を未然に防ぐことに繋がります。しかしながら気象を変化させてコントロールすることはできません。
いつの日か技術が進み、天気までもコントロールできる日が来るのでしょうか。
筆者敬白