2024.04.18
4月

令和6年(2024)4月22日 滋賀、多賀大社「古例大祭(多賀まつり)」です。

■4月22日 滋賀、多賀大社「古例大祭(多賀まつり)」です。■

滋賀県犬上郡多賀町に鎮座の「多賀大社(たがたいしゃ)」は、ご祭神に伊邪那岐大神(いざなぎのおおかみ)、伊邪那美大神(いざなみのおおかみ)を祀る神社で、古くより「お多賀さん」と呼ばれ親しまれています。

『古事記』には「伊邪那岐大神は淡海の多賀に坐す」とあり、神代の昔に伊邪那岐大神は本社東方の杉坂山に降臨し、麓の栗栖の里で休んだのち、多賀に鎮まったと伝わります。

奈良・平安時代には公家の信仰篤く、鎌倉から江戸時代にかけては武家からの信仰も集めました。

明応3年(1494)「天台宗の不動院」が建立され、その後、観音院・般若院・成就院の坊人たちの活発な布教により、多賀信仰が全国各地に広まりました。

大正3年(1914)「皇祖天照大御神」の親神にあること、崇敬が全国に及ぶことから官幣大社に列格されています。
お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる
この唄からも「伊邪那岐大神」「伊邪那美大神」がお伊勢様の祭神「皇祖天照大御神」の親神だということです。

毎年4月22日には「古例大祭(多賀まつり)」が行なわれます。神輿や行列、騎馬が繰り出す渡神事です。8月3~5日に「万灯祭(まんとうさい)」、9月の重陽の節句には「九月古例祭」が行われます。

「莚命長寿の神」「縁結びの神」として信仰を集めるお多賀さん。境内には寿命石の史跡があり、延命利益のあるとされる「お多賀杓子」も販売されています。

多賀大社
◇滋賀県犬上郡多賀町多賀604番地
◇名神「彦根IC」から10分
◇名神「湖東三山スマートIC」から15分
◇JR彦根駅乗り換え 近江鉄道「多賀大社前」駅下車 徒歩10分
◇公式サイト:http://www.tagataisya.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

「多賀まつり」はさながら歴史絵巻の様相です。祭りの見物客も次々繰り出す行列を見ているだけで壮観さを感じます。
「お伊勢参らばお多賀へ参れ、お伊勢お多賀の子でござる」
いちどは出向いてみましょう。

多賀まつりが終わると、来週にはゴールデンウイークに入ります。
筆者敬白

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