■4月15~21日「科学技術週間」です。■
「科学技術週間」は、日本の科学技術の振興を図り、科学技術について広く理解と関心を深めるための週間です。昭和35年(1960)制定。昭和50年(1975)から、現在の「発明の日」を含む1週間の日程になりました。
文部科学省のサイトには「日本が真に豊かな国として発展し世界の平和と繁栄に貢献していくためには、『教育・文化立国』を実現するとともに、社会経済発展の原動力となる『知』の創造と活用に向けて『科学技術創造立国』の実現を図ることがとても重要」とあります。
また、若い世代の「科学技術離れ、理科離れ」についても言及し、科学技術に対する一般の人々の理解と関心を高め、子どもたちが科学技術に親しむ機会を充実することを目指すとしています。
たしかに、これまで科学技術やそれを担う人々を軽視したり、他人事だとみなしたり、無関心だったりする傾向がなかったとはいえず、そういった社会全体の風潮が現在、デジタル人材不足などの問題として顕れているのかもしれません。東日本大震災やコロナ禍などでは、科学の知識をもとに行動を決めなければならない局面もありました。科学技術の可能性とリスクについて深く真摯に考える時が来たといえるでしょう。
期間中、全国各地の科学館、博物館、大学、試験研究所などで講演会、展覧会、映画会、座談会、施設公開など、さまざまな催しが行なわれます。関心のあるテーマ、あるいは、まったく知らなかったテーマの催しに出かけてみてはいかがでしょうか。
◆◆◆◆編修後記◆◆◆◆
散策や遠出が気持ちのいい季節です。毎日チェックする天気予報も科学技術の賜物です。しかし、どんなに科学技術が発展しても自然の摂理は変えられないもの。敬う気持ちを大切にしましょう。
季節の変わり目です。時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白