2024.03.04
3月
記念日・~の日・~週間

令和6年(2024)3月8日「国際女性デー」です。

■3月8日「国際女性デー」です。■

毎年3月8日は「国際女性デー(こくさいじょせいデー、IWD: International Women’s Day)」です。「国際女性の日」とも呼ばれています。

明治37年(1904)3月8日、女性の参政権獲得を目指し、ニューヨークの女性労働者が集会を開きました。この日を記念して「女性の完全な政治的自由と平等、平和維持のために戦う日」を設けるよう第2回国際社会主義婦人会議でドイツの政治家クララ・ツェトキンらが提唱したのは明治43年(1910)のことでした。これが「国際女性デー」の始まりです。

日本では大正12年(1923)3月8日に、社会主義団体の赤瀾会(せきらんかい)が日本初の国際婦人デー(国際女性デー)の集会を開きました。社会主義婦人運動は、この日を期して結成された八日会(ようかかい)に引き継がれることになります。

昭和50年(1975)国連は「国際婦人年(International Women’s Year)」として世界女性会議(国際学際女性会議)を開き、3月8日を「国際婦人デー」と定めました。その後、日本では「婦人」ではなく「女性」を用いるようになり、いまは「国際女性年」「国際女性デー」と称しています。

毎年「国際女性デー」には国連事務総長がメッセージを発し、女性の充分かつ平等な社会参加の環境を整えるよう世界に呼びかけています。2000年には、国連人権高等弁務官のメアリー・ロビンソン(Mary Robinson、アイルランド初の女性大統領)が21世紀に向けて「女性が権利の獲得に向けたこれまでの歩みを祝うと同時に、女性被害者は、いまだに跡を絶たないことを想起する日」であると言明する文書を発表しました。

なお、国によっては3月8日「国際女性デー」を女性の祭りとしています。ロシアでは国民の祝日「女性の日」で、台湾や中国では「婦女節」とし女性の日となっています。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

国際的にも女性の立場は向上していますが、一部のイスラム国家やイスラム教国は、女性教育は無駄だとする教義から女性蔑視がいまだ当たり前で、さらに奴隷制の復活を宣言しています。このような地域や国々に対して、国際社会は大きな課題を背負っているのです。
たとえ長い時間がかかろうとも全世界に男性・女性の理不尽な差別をなくさなければなりません。

次の二十四節気は「春分」で本格的な春がやってきます。
皆様、花粉飛散の時期になります。対策を怠らずお体ご自愛専一の程
筆者敬白

この記事をシェアする
   

関連記事

人気のタグ

  • その他人気タグ: