2024.01.06
1月

令和6年(2024)1月10日「初金毘羅(はつこんぴら)」です。

■1月10日「初金毘羅(はつこんぴら)」です。■

金毘羅の縁日は毎月10日に行われます。1月10日は「初金毘羅」といって特に信者の信仰が篤いものです。

金毘羅(こんぴら)」は、天竺霊鷲山(りょうじゅせん)の鬼神で、薬師十二神将(やくしじゅうにしんしょう)のひとつである宮毘羅(くびら)大将ともいわれます。仏法の守護神「夜叉神王」の上首で、その像は武装し憤怒の姿ですが、魚神で蛇の形をし、尾に宝玉を蔵するといわれます。日本では、海上の守護神として祀られ、船人が最も崇敬する神となりました。

香川県琴平の「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は、全国金毘羅神社の総本社です。江戸時代後期には伊勢参りとともに金毘羅参りが盛んに行われ、いまも「こんぴらさん」と呼ばれ親しまれています。

金刀比羅宮では、1月10日の「初金比羅」の日に「初十日祭」を斎行します。その起源は桜町天皇の時代に始まると伝えられ、この日にお祈りすると特別な御利益が授かるとされます。

金刀比羅宮(ことひらぐう)
◇香川県仲多度郡琴平町892-1
◇JR土讃本線「琴平駅」徒歩20分
◇琴平電鉄「琴電琴平駅」徒歩15~20分
◇「高松空港」車50分 → JR琴平駅
◇公式サイト:https://www.konpira.or.jp

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

◇香川県の民謡「金毘羅船々」
「金毘羅船々 追風(おいて)に帆かけてシュラシュシュシュ まわれば四国は讃州(さんしゅう)那珂の郡(なかのごおり)象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現(だいごんげん)一度まわれば…」
「金毘羅 み山の青葉のかげからキララララ 金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ海山雲霧(うみやまくもきり) 晴れわたる一度まわれば…」

いちど聞くと耳に残る節回しです。平成29年(2017)、JR四国は土讃線「琴平駅」の列車接近メロディに「金毘羅船々」を採用しました。今も昔も「こんぴらふねふね…」です。
筆者敬白

この記事をシェアする
   

関連記事

人気のタグ

  • その他人気タグ: