■9月15日「老人の日」、9月15~21日「老人週間」です。■
9月15日「老人の日」、15~21日「老人週間」です。国民の間に老人の福祉への関心と理解を深めるとともに、老人が自らの生活の向上に努める意欲を促すという2
つの目的のために設けられています。
国はその趣旨に相応しい事業を実施するよう努めるものとし、国および地方公共団体は、老人の団体その他の者によってその趣旨に相応しい行事が実施されるよう奨励しなければなりません。
◇「老人の日」表現の歴史◇
▼昭和22年(1947) 兵庫県多可郡野間谷村で行われた敬老行事が始まりといわれます。
▼昭和25年(1950) 9月15日を「としよりの日」にする運動が開始されました。その後「としより」という表現に異議が起こりました。
▼昭和38年(1963) 老人福祉法が改正されて、9月15日を法的に定めた「老人の日」と改められ、「老人を敬い慰め、励ますとともに、老人福祉に対する国民的理解を促進し、老人自身もまたその立場を自覚し、新しい社会建設に参加する」ことを目的とする様々な敬老行事が催されました。
▼昭和41年(1966) 「敬老の日」と改められ、国民の祝日に追加されました。これは「老人」も語感が悪いことから、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨として「敬老」と表現されました。
▼平成13年(2001) 老人福祉法の改正により、9月15日を「老人の日」とし、この日より1週間を「老人週間」と定められました。
▼平成15年(2003) 「敬老の日」は、祝日法の改正(ハッピーマンデー)により、9月第3月曜日になっています。
▼令和元年(2019) この年から令和22年(2040)までに健康寿命を3年以上伸ばし75歳以上を目標にしています。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
生命をつないでくれた祖父母、先祖がいたからこそ、今の自分自身があるのです。今週は「老人週間」、来週第3月曜には「敬老の日」です。最近は高齢者でも元気な方が多いと感じますが、ともあれ高齢者を敬いましょう。
筆者敬白