2023.06.20
6月
記念日・~の日・~週間

令和5年(2023)6月23日「オリンピックデー」です。

■6月23日「オリンピックデー」です。■

オリンピックが始まったのは、紀元前9世紀頃のギリシア古代オリンピックは、ギリシアを中心にしたヘレニズム文化圏の宗教行事でした。全能の神ゼウスをはじめ、多くの神々を崇めるための神域における体育や芸術の競技祭として行なわれていました。

考古学的な研究によれば、当時のギリシアにはオリンピア地方の「オリンピア祭典競技」のほかに、コリント地方の「イストミアン・ゲームズ」、ネメア地方の「ネメアン・ゲームズ」、デルフォイ地方の「ピシアン・ゲームズ」などが行なわれており、4大祭典競技として知られています。

世界平和を究極の目的とした近代オリンピックが始まったのは、古代オリンピックの火が途絶えて1500年の時が流れた1892年(明治25年)。フランスのピエール・ド・クーベルタン男爵が「ルネッサンス・オリンピック」と題する講演でオリンピック復興の構想を明らかにしました。

クーベルタン男爵の理想は次第に世界中の国々の賛同を得て、1896年6月23日第1回大会がオリンピックの故郷ギリシアのアテネで開催されました。

オリンピック復興が決定し、国際オリンピック委員会(IOC)が創設されたことを記念し、6月23日が「オリンピックデー( Olympic day )」と定められました。この日、各国の国内オリンピック委員会によって記念イベントが実施されます。

オリンピックが開催されるのは4年に1度。その理由には諸説あるものの、最も有力なのは「古代ギリシア人が太陰歴を使っていたから」という説。現代、一般的に使われている太陽暦の8年が、太陰暦の8年と3ヶ月にほぼ等しいことから、8年という周期は古代ギリシア人にとって重要な意味をもっていました

暦を司るのは神官であり、8年ごとに祭典が開かれるようになり、そして半分の4年周期となりました。太陰暦では49ヶ月と50ヶ月間隔を交互にして開催されていたようです。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

令和3年(2021)7月23日に1年遅れで開催された東京オリンピック2020も、無事終了しました。日本勢は金メダル27個とアメリカ・中国に次ぐ大会第3位でした。日本の金メダルの獲得数は歴代最多。コロナ禍の中で開催された歴史上類を見ないオリンピックでした。歴史に残る大会だったと誇らしく思います。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

この記事をシェアする
   

関連記事

人気のタグ

  • その他人気タグ: