■6月15~17日 伊勢神宮「月次祭(つきなみさい)」です。■
広い神域の中に千古の杉に囲まれた「伊勢神宮」は、神社本庁の本宗とされ、正式名称は「神宮」ですが、他の神宮と区別するために「伊勢神宮」と呼ばれます。「お伊勢」「お伊勢さん」と広く親しまれています。
神道の神社では別格とされており、格付けはされません。明治政府により「国家神道の頂点の神社」として位置付けられました。
「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と呼ばれる「内宮(ないぐう)」と、「豊受大神宮(とようけたいじんぐう)」と呼ばれる「外宮(げぐう)」からなり、別宮・摂社・末社・所管社をあわせた125社を「神宮125社」と呼びます。
御祭神は、内宮・皇大神宮に「天照大神」、御神体は「八咫鏡」(三種の神器のひとつ)、相殿神に「天手力男神」「万幡豊秋津姫命」。外宮・豊受大神宮には「豊受大神」。相殿神に御伴神3座です。
「月次祭(つきなみさい)」とは、神道における祭礼のひとつです。
伊勢神宮では6月と12月の「月次祭」と「神嘗祭」の3つの祭礼を「三節祭(さんせつさ)い」、「三時祭(さんじさい)」と称して、五穀豊穣・国家安泰などを祈願する重要な儀式として執り行なわれます。
古く「延喜式」暦において毎月11日に行なわれていました。畿内(うちつくに)に祀られている304座の神に対し朝廷から幣帛(へいはく=衣服・武具。神酒などの捧げ物)が分け与えられていました。
伊勢神宮
◇皇大神宮(内宮):三重県伊勢市宇治館町1
◇豊受大神宮(外宮):三重県伊勢市豊川町279
◇公式サイト:https://www.isejingu.or.jp