■4月29日~5月3日「米沢、上杉まつり」です。■
「米沢上杉まつり」は、米沢に春の訪れを告げる祭りです。上杉神社と松岬神社の春の例大祭として始まりました。上杉神社は、松が岬公園(米沢城址)に位置し、藩祖・上杉謙信を祀ります。松岬神社は、上杉神社の摂社で、上杉鷹山公、上杉景勝公、直江兼続、細井平洲、竹俣当綱、莅戸善政を祀ります。
上杉謙信(初名は長尾景虎)は、戦国時代における越後の大名。越後国三条長尾家より養子相続。天正6年(1578)越後春日山城で急死した際、遺骸は城内の不識庵に仏式にて祀られましたが、次代の上杉景勝(越後国上田長尾家より養子相続)が、会津藩を経て慶長6年(1601)米沢藩へ移封されたのに合わせて謙信の祠堂も米沢に遷されました。
5月2日の「武禘式(ぶていしき)」は、上杉謙信公が出陣の度に欠かさず行なったという軍の守護神を招く儀式で「武禘式保存会」によって忠実に再現されます。赤々と燃えるかがり火のなかで「五沾水(ごてんすい)の儀」「軍神勧請」などが約1時間にわたって執り行なわれます。
武禘式に先立ち、千勝院から行進し、上杉家廟所を参拝して謙信公の御霊に出陣の報告します。その後、市内中心部に移動し、まちの広場にて押し前の鬨(とき)をあげ、武禘式会場へと向います。
5月3日は、「上杉軍団行列」と神輿渡御が市内の目抜き通りを練り歩きます。上杉陣での武禘式、武田陣で三献の儀が行われたのち、戦国史上最大の死闘といわれた上杉・武田両軍の激突、永禄4年の「川中島合戦」が再現されます。
火縄銃の発砲、上杉謙信が単騎で武田軍に斬りこむ「三太刀七太刀」の名場面、全軍団による総がかりで、両軍合わせ約700名もの武者が入り乱れての戦闘シーンが展開されます。会場の一部にはお土産付の有料桟敷席が設けられます。
昭和49年の模擬合戦は、日本テレビで初放映されて以来、マスコミ人気も高まってゴールデンウィークを飾る東北のまつりとして全国に知られるようになりました。
◇山形県米沢市《米沢上杉まつり》公式サイト:http://uesugi.yonezawa-matsuri.jp
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
観光にお出かけの際、GW期間中は日差しが強く紫外線が強いそうです。日焼け対策をなさってお出かけください。
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筆者敬白