2023.03.20
3月
記念日・~の日・~週間

令和5年(2023)3月23日 世界気象デー です。

■3月23日「世界気象デー」です。■ 

200318_24.jpg昭和22年(1947)9月に国際気象台長会議で、気象情報の国際協力を目的とした「世界気象機関条約」が採択されました。

昭和25年(1950)3月23日、世界気象機関条約が発効し、気象の共同観測や資料交換、気象業務に関する国際的な調整・標準化・改善や国際協力を目的とした、WMO(世界気象機関:World Meteorological Organization)がスイスのジュネーブに本部が置かれ発足しました。

日本は昭和28年(1953)に加盟し、現在は186か国・6地域が加盟しています。
これを記念して、毎年3月23日を「世界気象デー」としました。この日キャンペーンテーマを設け、気象業務への国際的な理解の促進に努めています。
令和5年(2023)のキャンペーンテーマは、「世代を超えた気象、気候、水の未来」です。

▼今年のキャンペーンテーマ「世代を超えた気象、気候、水の未来」について -気象庁HPより-

今年はWMOの前身である国際気象機関(IMO)が明治6年(1873)に創立されてから150周年であり、世界気象デーのテーマは、これまでの気象業務の歴史と将来の発展を見据えて「世代を超えた気象、気候、水の未来」となっています。

気象をはじめとした自然現象に国境はなく、世界の気象業務は、各国の国家気象機関が国際気象機関(IMO)やWMOを通じて互いに協力することで発展してきました。今日では当たり前のように世界中で観測データが交換され、天気予報の発表が行われていますが、これは長年にわたる国際協力の成果と言えます。

近年、科学技術の発展により観測や予報の技術は飛躍的に進歩しています。私たちには、気象情報を社会の様々な場面で活用し、気候変動への対応など将来世代のために行動することが期待されています。

 ▼WMO(世界気象機関) はこのキャンペーンのテーマに沿ってウェブページを公開しています。
 → World Meteorological Day (WMO)

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
近年は今まで観測されなかった竜巻や局部的な豪雨、ヒョウのほか豪雪の予報などが観測できるまでに進歩しています。
気象予報の精度が上がれば、産業界のロスを減らすことに役立つでしょう。
振り返れば、気象が軍事機密だった時代や、中国の三国志演技では諸葛孔明が六象台(ろくしょうだい)を築き味方に有利な風を吹かせた「赤壁の戦い」での逸話が残るなど、気象を知ることは大変重要です。
筆者敬白

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